親のことが心配になったら 知っておきたい介護ローンの注意点とは

親の介護は突然訪れるものです。そして介護が始まると心配になるのが『費用』ではないでしょうか?

介護にあまり費用がかからなければ、民間の保険や特約に未加入でも自己資金で賄えるでしょうが介護費用の相場はどれくらいか試算してみましょう。

介護に必要な期間は平均4年7か月で、月々の費用の平均は7.8万円で一時費用の平均額が69万円という調査結果があるのでこれを基に介護費用の相場を計算します。

参考:公益財団法人生命保険文化センター|介護にはどれくらいの年数・費用がかかる?
http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/nursing/4.html

平均的な介護費用を計算すると次の計算式になります。

4年7か月×7.8万円+69万円=498万円

公的介護保険の第1号被保険者の給付費は全国平均で、年間約25万円で月額2万円程度が給付されます。
参考:厚生労働省|平成28年度介護保険事業状況報告(年報)概要

単純に考えると公的介護保険で賄える介護費用は、2万円×4年7か月=110万円で、介護費用の自己負担額は498万円-110万円=388万円になるというわけです。

約400万円の費用が必要なので貯金や年金が十分になければ、治療やサポートを受けられない可能性があるため、民間の介護保険(特約)の加入を検討する人が増えています。

公的介護保険制度の保障をチェックしていきましょう。公的介護保険制度が適用される介護サービスの種類は次の3つです

  • 介護サービス費用の自己負担の軽減(原則1割)
  • 高額介護サービス費制度
  • 高額介護合算療費制度

2016年以降、「認知症」に特化した介護保険が立て続けに登場し、ヒット商品となったことで、保険業界における介護保険分野が大きな注目を集めるようになりました。とはいえ、介護保険の加入者は、それほど増えているわけではありません。介護に対する根強い不安感はあるものの、周囲に要介護の人がおらず介護に対する具体的なイメージが持てない、死亡・医療保障に比べ介護保障の優先順位が低い、介護保険への認知度が低いなどが、介護保険加入率の延び悩みの原因とみられています。

朝日生命の「民間介護保険に対する意識」に関する調査によると、公的介護保険の介護サービス利用者が介護に関して金銭的負担が最も大きいと感じているのは、「自己負担額」。 それを軽減するのは公的介護保険の対象者や対象疾患以外でも給付が受けら列車介護費用以外に収入の補てんに充当できることは 「第三分野」の保険商品の強みです。

一方のデメリットとしては、保障内容に応じた保険料が必要なことや、給付を受けるための条件を満たす必要があることです。条件は保険会社によって異なりますが、それに合致しなければ、要介護状態となっても、給付金は一円ももらえません。また、支給基準が公的介護保険に連動している商品の場合、今後法改正等で公的介護保険の内容が変わることで、保障内容が変更する可能性もあります。

その上で、介護費用に充当できる預貯金が300~500万円ある人、公的年金が月額20万円以上(夫婦で40万円以上)ある人、介護のためのマンパワーが十分期待できる人などは、とくに民間介護保険に加入する必要性は低いといえるでしょう。

逆に、預貯金や公的年金が少ない。‘おひとりさま’などで介護をお願いできる身内が近くにいない。手厚い介護サービスを希望している等の人は、民間介護保険で準備しておかれることをお勧めします。

前掲の朝日生命の調査によると、公的介護保険の介護サービス利用者のうち「民間介護保険(特約)」に加入している方に、保険商品の満足度について伺うと、8割以上(「加入しておいてとても良かった」47.6%+「加入しておいて良かった」34.1%)が満足という結果になっています。

民間介護保険も他の保険商品と同様に、「絶対加入しなければならない!」というものではありません。しかし、経済的担保があることで、安心して介護ができるという点は否めないでしょう。

多くの人は、保険商品にばかり目がいきがちですが、保険は長期に渡って契約するもの。とくに、介護保険の場合、契約者本人の健康状態によっては、家族などが給付請求をする場合も考えられます。

保険会社の安全性や接する機会の多い担当者等の対応についても併せて確認しておきましょう。

介護保険(特約)を選ぶときのポイントは次の通りです。

  1. 保険期間を終身型にするか定期型にするか
  2. 受け取り方法を一時金にするか年金にするか
  3. 貯蓄性がある保険にするか
  4. 公的介護保険連動型にするか独自型にするか

一般的に、老後に対する不安は、年代があがるごとに上昇していくものですが、「人生100歳時代」に向けて、早くから、自分の将来の病気や介護に不安を感じる若年層が増えていることのあらわれなのかもしれません。

公的介護保険だけでは、将来の介護に必要な保障は十分とは言えません。貯蓄や年金がどれくらいあるか、自分の健康状態はどうなりそうかなどを踏まえて、早めに民間の介護保険(特約)への加入を検討することが大切です。

日々の仕事や生活に追われて将来の対策が疎かになるのも分かりますが、自分の将来の備えだけでなく、親の介護保険(特約)にも目を向けて老後に必要な保険や特約を準備しましょう。

介護にかかわらず、病気や死亡などのリスクに備える場合、すぐに保険を思い浮かべる人が多いのですが、保険も万能でありません。

メリット・デメリットを理解し、必要な期間、必要な分だけ掛けるというのが大前提です。

ANAの保険
こんな保険もあります!↑↑click!



親の事が心配になったらまず読むページはこちらから!

級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP®
小井手 美奈子 
知っておきたい「セカンドライフに必要な暮らしの知識」
随時募集 ご希望の日時・場所を↡↡お問い合わせよりご予約下さい。


    質問内容。ご希望日時・ご希望場所などを↑↑お書込みください






    今日の脳トレにチャレンジ!!

    関連記事

    カテゴリー

    記事を読む

    最近の記事 おすすめ記事
    1. 2021年9月1日(水)から10月31日(日)の期間、全国のメガネのアイガン店舗にて「補聴器・聞こえの相談会」を開催します。 「補聴器・聞こえの相談会」は、加齢によっておこる難聴に不安を感じている方を対象に、補聴器について気軽に相談できる場を知っていただくことを目的としています。

    2. 一般社団法人供養の日普及推進協会は、 2021年の「供養の日」に合わせ、 国立歴史民俗博物館で行った座談会の動画を2021年9月4日(土)0時に公開しました。

    3. 足の関節を無理に曲げることなく軽い力で歩ける「ローリングアシスト®機能」を搭載した元気なハイシニア女性向けシューズ「ウェルル®」を靴専門店、百貨店、ムーンスターオンラインストア等で2021年8月下旬より順次発売しています。

    4. 食べログ大分県ランキング1位のすっぽん専門料理店『料亭やまさ』が、「敬老の日キャンペーン」を実施します!健康と美容に嬉しいコラーゲンたっぷりの「すっぽん鍋」と大分県産の有機栽培「緑茶」のギフトセットを作りました。「いつまでも元気でいてほしい」と想い込めて、大切な方へお贈りしてみてはいかがでしょうか。

    5. 時節柄、お葬式に参列できなかった方の弔いの機会に。0円で利用可能 / 葬想式

    6. 【新開発】椅子に座って行える「声ヨガ体操」がDVDで登場! withコロナ時代の高齢者フレイル予防と健康寿命の延伸に

    7. 離れて暮らすご両親や一人暮らしの高齢者をそっと見守ります高齢者みまもりサービス「まもりこ」の販売を開始

    8. 歯にも寿命があった?!いつまでも“健口”でいるために、今からやっておきたいこと『人生100年時代 歯を長持ちさせる鉄則(ルール)』8月27日(金)発売!

    9. 認知症予防にはこんにゃく由来グルコシルセラミドが効果的

    10. 90歳現役フィットネス・インストラクターのタキミカさんと一緒に、レッツ「すわトレ」!高齢者の介護予防に向けたトレーニングプログラムを開発

    1. 一人暮らしをする親のことがが心配だけど、同居に踏み切れない! そんな心配がある方へ近居のすすめ!

    2. AIと専門家が、あなたの終活をワンストップでサポート。クラウド型終活ガイドサービス「WeNote」のβ版を提供開始 家族のもしもの時に備えた準備を、簡単に、確実に

    3. 「介護施設入居に関する実態調査」入居時の介護度は要支援1~要介護2までが半数以上、約8割が認知症あり ~入居前の介護者の苦労は、精神的な辛さ、将来不安などメンタル面が上位~

    4. 【老人ホーム・介護施設の探し方】ケアマネジャーに聞いた!希望に沿った老人ホームを探すなら紹介会社を使うべき?

    5. 【在宅介護できないと半数以上の方が回答!】親に老人ホームを勧めるタイミングや不安に感じることとは? 親の今後について親子間でよく話している方は14.0%しかいないと判明!

    6. 寝具業界初!西川から「ファブリーズ共同開発寝具シリーズ」が“消臭+抗菌”Wの効果で日々の寝具のお手入れを応援します。

    7. LIFULL介護「介護施設の利用検討者」実態調査 介護施設の利用検討開始は80代がピークに、介護施設への入居を検討する49.4%が「軽度」とされる要介護者、さらに約半数に認知症症状あり

    8. 親のことが心配になったら 高齢でも加入でいる保険について  FP小井手 美奈子