「お寺×看護」の訪問看護ステーション「さっとさんが願生寺」オープン!なぜお寺が???

株式会社ナースケアは2020年5月に浄土宗願生寺(大阪市住吉区)と業務提携した日本初の訪問看護ステーションを立ち上げました。

  • なぜお寺が??? 

2020年5月、一風変わった訪問看護ステーションが、大阪市住吉区にオープンしました。その名は「訪問看護ステーションさっとさんが願生寺」。訪問看護事業を展開する(株)ナースケア(本部:大阪府吹田市)と浄土宗願生寺(大阪市住吉区)とが、業務連携をして立ち上げた日本でも珍しい訪看です。 もともと、お寺はその地域の様々な悩みや人と人とつなぐ「駆け込み寺」として、地域の人々の「生きる」を支えていました。ですが、現在、そうした役割が消失してしまったお寺が少なくありません。
 願生寺は、もう一度、地域福祉に貢献できるお寺の役割を果たすため、住み慣れた街で暮らすための看護サービスの提供を目指して、訪問看護ステーションの共同プロジェクトを立ち上げました。
 「サットサンガ」とはサンスクリット語で「聖なる集まり・良い縁」などを意味します。

  • 私たちは看仏連携<看護と仏教>地域包括ケア寺院の可能性を考えています

 日本最大の社会資源・仏教寺院は、全国にその数およそ7万5千ほどあります。どんな地域にもお寺はあって、人々の生老病死とともにありました。僧侶は臨終の枕元に寄り添って、死では終わらない物語を語り伝えてきました。現在は、多死社会、無縁社会と言われますが、人はやっぱり住み慣れた地域で最後まで暮らしたいと願っています。それをどこで、誰が、どのように支えれば良いのでしょうか。
 「場」として、「人」として、そして「物語」として、あなたの街のお寺が<人生会議>の舞台となるために、看護と仏教が協働する看仏連携をスタートしました。

  • 共生社会を目指して 

 ​私たちの社会は、さらに高齢化が進み、一人暮らしの高齢者の数も多くなります。そして、病や老いと共に生きる共生社会を地域で作り上げていくことが不可欠と言われています。「共生」は仏教の最も大切な理念の一つです。病む人も、障がいのある人も、認知症の高齢者も。排除したり、区分けしたりすることなく、共に生きる社会が、お互いの人間的な成長に大事な気づきをもたらしてくれます。そして、世代を超えて、支え、支えられ生活する地域社会づくりが、生き甲斐の充実や事故・犯罪などの軽減などにもつながっていきます。

「お寺×看護」とは、そうしてた地域共生社会づくりを目標に、地域包括ケアの役割を寺院という社会的リソースを活用していくプロジェクトでもあります。
 

  • スピリチュアルケア・グリーフケア

 共同代表の住職・訪問看護師は、利用者様・ご家族様のいのちの尊厳と「自分らしさ」を第一に、老いてゆきながらも私らしく、病とともに生きながらも生き甲斐をもって暮らしていけるように、その人の大切な人生の意味に寄り添い、自己決定を支えていくスピリチュアルケアの専門家を配置しています。
 また、大切な人を看取ってゆくご家族を支え、死別後にも寄り添い続けるグリーフケアを積極的に取り入れています。
 丁寧に想いに耳を傾け、自己実現のための寄り添いを、スタッフ全員がそれぞれのスキルを最大限活かして、ご自宅での生活をサポート致します。

  • 訪問看護師もいきいきと

 当ステーションのスタッフは、「自分のやりたい看護が、利用者様・ご家族様のしてほしい看護に」というテーマで、何よりも、看護師自身が、「利用者様のため・ご家族様のため」という想いで実践したい看護ができる職場環境を大切にしています。看護師自身が、自分を大切にし、仲間に大切にされる経験を通して、いきいきとした日々の生活のなかで、訪問させていただくことが、利用者様・ご家族様​への質の高いケアの原点であると考えています。

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