日本で最初の即席味噌汁
即席味噌汁が初めて世に登場したのは昭和30年代のことです。その背景には、日本人の生活スタイルが大きく変化し始めた時代的な要因がありました。忙しい現代人が、時間をかけずに手軽に温かい味噌汁を楽しみたいというニーズが高まっていたのです。
最初に発売された即席味噌汁は、粉末タイプの商品でした。開発したのは食品メーカーの先駆けともいえる企業で、「インスタント食品」という新たなカテゴリを模索する中で生まれた商品です。当時はフリーズドライ技術がまだ実用化されておらず、味噌と乾燥させた具材を粉末化して混ぜ合わせる手法が取られていました。
その後、1970年代に入りフリーズドライ技術が進化。これにより具材の食感や風味を損なうことなく保存できるようになり、豆腐やわかめ、ほうれん草といった定番の具材が即席味噌汁でも本格的に楽しめるようになりました。この技術革新によって、即席味噌汁は家庭の味を忠実に再現する商品へと進化を遂げ、多くの家庭で定番の存在となります。
日本で初めて即席味噌汁を口にした消費者たちは、「手軽に家庭の味を楽しめる」ことに感動しました。その後の改良を重ねた結果、現在では国内のみならず海外でも親しまれる存在となっています。こうして即席味噌汁は、伝統的な和食の味を現代のライフスタイルに合わせた形で提供する食品として確立されました。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「即席味噌汁」についてのアンケートを実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2024年11月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート
即席味噌汁を頻繁に飲むのは60%程度
【調査】
即席味噌汁を飲みますか?(対象:1000人)

即席味噌汁を飲みますか?というアンケートに対して「よく飲む」という人が16.4%で「時々飲む」という人が47.6%で合計で60%以上の人が即席味噌汁を飲むということがわかりました。ちなみに筆者は即席味噌汁をかなり飲みます。
即席味噌汁は週に1〜2回飲む人が多い
【調査】
どのくらいの頻度で即席みそ汁を飲みますか?(対象:1000人)

即席味噌汁を飲む頻度についてのアンケートです。1番多かったのは「週に1〜2回」で20.3%で「半月に1回」で17.3%でした。「ほぼ毎日」という人も3.5%程度いらっしゃいました。
味噌汁の購入動機は味が1番多い
【調査】
即席味噌汁を購入する際、もっとも重要視している点は何ですか?(対象:1000人)

即席味噌汁を購入する基準についてのアンケートでは、「味・具の種類」という人が1番多く51.7%と半数以上でした。次に多かったのが「価格」が15.3%という結果になりました。
即席味噌汁の1番人気はわかめ
【調査】
即席味噌汁の好きな具は何ですか?(対象:1000人)(回答者数:2933人)

このアンケートは複数回答でいただきました。味噌汁の好きな具はなんですか?というアンケートに対して1番人気があったのでが「わかめ」で514人でした。次に多かったのが「豆腐」で425人、僅差で「ねぎ」が425人という結果になりました。
即席味噌汁は個包装がいい
【調査】
よく飲む即席味噌汁のタイプは何ですか?(対象:1000人)

よく飲む即席味噌汁のタイプについてたずねたアンケートで1番多かったのは「個包装/生味噌」で49.8%と、ほぼ半数の人が選びました。次が「個包装/フリーズドライ」で23.5%という結果になりました。
海外旅行に持っていきたい即席味噌汁
海外旅行の荷物にぜひ加えたいアイテムの一つが、即席味噌汁です。特にフリーズドライタイプの味噌汁は、軽量でコンパクト、そして手軽さを兼ね備えており、旅行中に非常に重宝します。旅先で和の味が恋しくなったときや、現地の食事が合わないと感じた際に、即席味噌汁は胃と心を癒やす最高のお供となります。
フリーズドライ味噌汁の最大の魅力は、その手軽さです。お湯さえあれば、どこでも本格的な味噌汁を楽しむことができます。ホテルの客室や空港のラウンジ、さらにはキャンプ場でも簡単に作れるため、シーンを選びません。また、保存性が高く、湿気や温度変化に強いため、長時間の移動や異なる気候の地域でも安心して持ち運べます。
具材のバリエーションも豊富です。わかめや豆腐、あさり、ほうれん草など、日本の家庭料理を思い出させてくれる具材が揃っています。旅先で疲れたときや、長時間のフライト後に胃に優しい食事が欲しいときに、味噌の発酵食品としての健康効果がありがたい存在となるでしょう。
おすすめの商品としては、アマノフーズや永谷園のフリーズドライ味噌汁が挙げられます。これらの商品は個包装されており、スーツケースの中でもかさばりません。また、無印良品のシンプルなデザインの味噌汁は、海外でのちょっとしたお土産としても喜ばれること間違いありません。
旅先で即席味噌汁を楽しむことは、単に和食を摂る以上の価値を持っています。それは、日本の文化を携えながら異国の地で安心感を得られる小さな幸せです。ぜひ次回の旅行には、即席味噌汁を持参してみてください。

株式会社ナビット(データ活用なう)が実施
https://www.navit-j.com/media/?p=101502

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