【“生前葬”イメージは?】3割以上が「よく分からない」一方で「前向きでポジティブなお別れの場」の声も

■「生前葬」したいと思いますか?

近年、自分の意思で人生の締めくくりを演出する「生前葬」に関心を持つ人が増えています。

従来の葬儀とは異なり、家族や友人と生前に感謝を伝え合い、楽しく見送ってもらう新しい形のセレモニーです。

しかし、「本当に必要なのか?」「家族の負担にならないか?」と迷う人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は株式会社メモリードと共同で、全国の男女1000人を対象に「生前葬」についてのアンケートをおこないました。


「生前葬に関するアンケート」調査概要
調査期間:2025年2月7日 ~ 2025年2月13日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1000サンプル
調査方法:インターネット調査
質問内容:
質問1:あなたは将来的に「生前葬」をしたいと思いますか?
質問2:生前葬をしたいと思う理由、もしくは既に生前葬をした理由を教えてください。
質問3:生前葬をするとしたら、どのような生前葬にしたいですか?
質問4:生前葬にどのようなイメージがありますか?
質問5:その理由を教えてください。

質問6:誰かの生前葬に参加したことはありますか?

質問7:生前葬に参加した感想を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■4.3%が将来的に「生前葬」をしたいと思う・既に生前葬をした

まずは将来的に「生前葬」をしたいと思うか聞いてみました。

3.7%の方が将来的に「生前葬」をしたいと思う、0.6%の方が「既に生前葬をした」と回答しています。

生前葬をしたいと思う理由、もしくは既に生前葬をした理由を聞いてみました。

もっとも多かったのが「死後の負担を減らしたい」で、34.9%の方が回答しています。

また「自分の意思で感謝を伝えたい」も25.6%と続いていました。

さらに生前葬をするとしたら、どのような生前葬にしたいかも聞いてみました。

生前葬をするとしたら、どのような生前葬にしたい?

・音楽を流して、楽しいパーティーのような雰囲気でたくさんの人と集まりたい。(30代・女性)

・1番安いプランで生前葬をしたい。(40代・男性)

・会場を貸し切って楽しく お別れの会にしたいと感じる。(40代・男性)

・明るくしたい。(40代・男性)

・ゆったりとしたお茶会みたいなもの。(50代・女性)

・宴会で美味しい食べ物と、美味しいお酒を振る舞って感謝を伝えたい。(50代・男性)

「楽しいパーティのような雰囲気」や「ゆったりとしたお茶会のようなもの」など、さまざまな形式が挙げられていました。

■「生前葬」のイメージとは?

続いて、生前葬にどのようなイメージがあるか聞いてみました。

36%と3割以上の方が「よく分からない」と回答している一方で、「自分の意思を反映できる自由な葬儀」や「前向きでポジティブなお別れの場」の声も少なくありませんでした。

それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

「よく分からない」回答理由

・初めて聞いたので分からない。(20代・女性)

・なんのためにするのか分からないため。(20代・男性)

・わざわざやる理由がよくわかってない。(30代・男性)

・する意味があるのかと思う。(30代・男性)

「まだ一般的ではない新しい文化」回答理由

・周りでおこなっている人を知らないから。(20代・女性)

・亡くなる前からお葬式を開く意味がよくわからない為。 お葬式という形ではなく、普通に会えばいいと思う。(30代・女性)

・死への心構えができるイベントだと思うが、まだ一般ではないと感じる。(30代・女性)

「自分の意思を反映できる自由な葬儀」回答理由

・死んでからだと自分の意思は伝えられないから。(10代・女性)

・自分が生存しているうちに行うので自分の意思等が反映されやすいのかなと。(30代・男性)

■1.2%が誰かの生前葬に参加したことが「ある」

最後に、誰かの生前葬に参加したことはあるか聞いてみました。

1.2%の方が、誰かの生前葬に参加したことが「ある」と回答しています。

生前葬に参加した感想を聞いてみたので、一部を紹介します。

生前葬に参加した感想は?

・不思議な感じでした。(30代・女性)

・感動して少し泣きました。(40代・男性)

・良い思い出ができました。(50代・男性)

・友だちのに参加してとても有意義な時間を過ごせたからです。(60代・女性)

・とても良い。(70代・男性)

・和やかな雰囲気で、主催者の友人たちが主催者に対するそれぞれの思い、贈る言葉を楽しみながら話していた。(70代・男性)

「良い思い出になった」「有意義な時間だった」「楽しみながら参加できた」など、ポジティブな声が多く挙がっていました。

■まとめ

今回は「生前葬」に関するアンケートを行い、その結果について紹介しました。

「生前葬」のイメージについて調査したところ、3割以上が「よく分からない」一方で「前向きでポジティブなお別れの場」の声もありました。

生前葬に対する認知度はまだ低いものの、「前向きな旅立ちの場」として肯定的に捉える人も増えているようです。

自分の意志で感謝を伝え、故人ではなく本人が主役となる新しい形の葬儀は、家族への負担軽減にもつながります。

今後、生前葬の認知が広がれば、より自由なスタイルで人生の節目を迎える選択肢が増えていくかもしれません。

引用元 「株式会社NEXERと株式会社メモリードによる調査」
株式会社メモリード(https://kanto.memolead.co.jp/funeral/

https://rougo-noshikin.jp

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