今日親類の葬儀に参列しました。近年、葬儀のシーンで多く見受けられるようになった葬儀スタイルで、親類のみ参列の家族葬。20名にも満たない参列者でした。
コロナ以降このような家族葬や直葬(ちょくそう・じきそう)が一般的になりつつあります。
特に 直葬(ちょくそう・じきそう) は葬儀や告別式などの一般的な葬儀の儀式を執り行わずに火葬してしまうというスタイルが増えてきているとの事。 その形式が利用されるようになったのは2000年前後。そこから徐々に割合を伸ばし、今では主要な葬儀の形式の一つとなりました。
直葬(火葬式)の参列人数のグラフ(n=42件)

参列者の人数が10人以下の直葬(火葬式)が約77%となり、直葬(火葬式)の平均の参列人数は9人、中央値は6人となりました。
調査概要
- 実施時期:2019年08月28日(水)〜2019年09月08日(日)
- 調査対象:3年以内に葬儀の喪主を経験したことのある1,976名にアンケートを実施。
- ※各グラフの調査対象者はそこから条件で絞込みを行なっている。
- 調査地域:全国
- 調査方法:Webを使用したアンケート 出典安心介護
直葬が選ばれる理由は経済的な理由だけではありません。核家族化による親族数の減少や希薄な近所づきあいなどで会葬者がほとんど集まらないという理由から、簡単に済ませられる葬儀として受け入れられてもいるのです。
直葬は費用も安く済む、会葬者もほとんど呼ばないなど、一見すると現代の葬儀事情にとてもマッチしているように思えます。ですが、トラブルも抱えているようです。
一つ目は菩提寺とのトラブルです。次は親族間のトラブルです。血縁者に断わりもなく勝手に直葬を行うと、最後のお別れの機会を取り上げられた、もっときちんと弔ってほしかったというような、いわゆる不義理にあたるとしてトラブルを生むことになっているようです。そして三つめは葬儀後のトラブルです。
後から訃報を聞きつけた故人の友人知人が、葬儀後2週間くらいの間ひっきりなしに弔問に訪れたのです。親族以外お知らせを送らなかった家族葬の場合もこのような事態が続くといわれています。昨今家族が仕事に出ているのも当たり前になっているので留守だとまたいろいろと面倒なことにもなるようで。
とにかくご家族は弔問客があるたびに、お茶を出し、お話しを繰り返し、大変な日々が続いたとか。
葬儀スタイルを決める際は、安易に直葬を選択せず、十分に検討し、関係者に相談をしてから決定するのが最もよいようです。

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