要望が伝わらない原因はいろいろありますが。
①高齢による物忘れや認知症の進行などにより話を忘れてしまう。あるいは要望の内容をよく理解できない
物忘れにより言われたことを忘れてしまうことも考えられます。その場合には、お願いの内容を紙やホワイトボードなどに書いたものを用意するなど良いといわれています
実際のところ捨てられたり、消されたり、これで万全ということはないのですが、
自然とお願いしたい行動ができるように、〇〇先生がそうしてくださいって言ってましたとか、いう事を聞いてくれそうな人からのお願いにするとよい場合もあります。
②耳や目が悪いために、話が聞き取りにくく、よく理解できないままにしてしまう
高齢になると高い音が聞き取りにくくなるため、低めの声ではっきり・ゆっくり丁寧に話すことを心がけましょう。大声で叫んだりすると、こちらが怒っているように感じて相手も怒りだしたりするので、耳元でゆっくり話してあげてください。
③お願いが本人にとっては自分の思いとは違い受け入れられない
いくらお願いしたいことであっても、抵抗がある時もあります。
とはいえ、どうしても聞き入れてほしい事ならばっめげずに何度も何度も繰り返し伝えるしかありません。 折れていただけるまで頑張って!
④要望が、無理のある内容である
本人の身体の状態が、お願いを遂行できない程弱っているという場合もあります。
改善する場合もありますので、専門家に相談してみましょう。
介護にあたっていると、たとえば周りの家族にも理解してもらえないことも多々あります。 そんなこと気にせんでいいよ。いやって言うなら無理にさせなくていいんやない?そういわれても聞き入れてもらわないと困ることなんですよね。
こういった悩みはどこのご家庭でも起こり得ることですが、ご家族間の関係性が悪化する要因になり得ます。
そうなってしまう前に、是非身近な専門家の方に相談ください。
シニア応援倶楽部・おとなナビでは介護をお手伝いいただける方、介護保険外での家事援助のグループをご紹介しています。ぜひご参考になさってください。