「明治日本の産業革命遺産」PR企画第二弾 『このミステリーがすごい!』大賞作家とコラボレーション ~「明治日本の産業革命遺産」が舞台の書き下ろし小説を「note」で無料公開~

「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会と共に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の魅力を発信する年間プロジェクトを推進しており、2015年の世界遺産登録からまもなく迎える10周年に向け、「価値の多層化」をコンセプトに複数の施策を実施予定です。この度、現在開催中のフォトコンテストに続くPR企画第二弾が、宝島社の『このミステリーがすごい!』大賞作家である岡崎琢磨氏、友井羊氏、八木圭一氏とのコラボレーションに決定したことをお知らせします。
 本企画では、3名の作家が「明治日本の産業革命遺産」を舞台にしたミステリー小説を執筆、メディアプラットフォーム「note」にて無料公開します。舞台は、岡崎琢磨氏が三池炭鉱・三池港(福岡県大牟田市・熊本県荒尾市)、友井羊氏が三角西港(熊本県宇城市)、八木圭一氏が高島炭坑・端島炭坑(長崎県長崎市)をそれぞれ担当。現地を訪れて取材をもとに創作された物語は、実際の遺産群の様子や地元民の暮らしがリアルに表現されています。これらの小説を通して、新たな魅力発見の機会を創出すると共に、全国のミステリー好きへ遺産の認知拡大を目指します。

  • 作家情報

 ▼岡崎琢磨(おかざき・たくま)

1986 年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒。
2012 年、第 10 回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年、同作で第 1 回京都本大賞受賞。同シリーズは累計 250 万部を超えるベストセラーに。その他の著書に『Butterfly World 最後の六日間』(双葉社)、『夏を取り戻す』(創元推理文庫)、『春待ち雑貨店 ぷらんたん』(新潮文庫)など多数。

▼友井羊(ともい・ひつじ)

1981 年、群馬県生まれ。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞。『僕はお父さんを訴えます』で2012 年デビュー。他の著書に『ボランティアバスで行こう!』、『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』シリーズ(宝島社)、『さえこ照ラス』シリーズ(光文社)、『向日葵ちゃん追跡する』(新潮社)、『スイーツレシピで謎解きを』『放課後レシピで謎解きを』(集英社)、『無実の君が裁かれる理由』(祥伝社)、『魔法使いの願いごと』(講談社)などがある。

▼八木圭一(やぎ・けいいち)

1979 年、北海道十勝出身。横浜国立大学経済学部卒。
雑誌編集者、コピーライターなどを経て、2014 年に『一千兆円の身代金』で、宝島社の第 12 回『このミステリーがすごい!』大賞受賞してデビュー。翌年、同作はフジテレビでドラマ化。代表作に、グルメミステリー『手がかりは一皿の中に』(集英社文庫)シリーズなど。現在も、IT 企業で広報の仕事に携わりながら、パラレルキャリアを歩んでいる。

  • 公開作品概要

『幸せな週末』(岡崎琢磨作)|舞台となる資産 三池炭鉱・三池港
お気に入りのキーホルダーをなくしたと駄々をこねだす息子。休日なのにろくに子供の面倒すら見ない夫。私の誕生日だというのに朝からイライラしてしまうが、夫を置いて子供と宮原坑へキーホルダーを探しに向かう。家族の絆を再確認できる心温まるミステリー。

『夏の三角の夢』(友井羊作)|舞台となる資産 三角西港
教授や学生仲間と三角西港を訪れたはずが、いつの間にか見慣れぬ景色や人々のいる場所にたどり着き物語は始まる。乙川という市の職員に連れられ、元の場所へ帰る手がかりをさぐるための旅に向かう。自分が何者なのか、悩んだことがある現代人へ贈るタイムスリップミステリー!

『軍艦島と白い宝石』(八木圭一作)|舞台となる資産 高島炭坑・端島炭坑
松尾美咲は、映像制作会社で忙しく働く会社員。仕事がきっかけで5年ぶりに地元である長崎へ帰省する。“軍艦島”で生まれた母親からの忘形見である白い五島珊瑚のペンダントを突然受け取る。訳を知っているであろう父親は何か隠しているようで−−?不器用な父娘の会話が心揺さぶる物語。

  • プロジェクト概要

公開期間:2023年2月上旬より順次公開
公開場所:メディアプラットフォーム「note」
「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会公式アカウント
https://note.com/officialjmir
対象資産:三池炭鉱・三池港(福岡県大牟田市・熊本県荒尾市)、三角西港(熊本県宇城市)、高島炭坑・端島炭坑(長崎県長崎市)

  • 「明治⽇本の産業⾰命遺産」について

「明治⽇本の産業⾰命遺産 製鉄・製鋼、造船、⽯炭産業」は 2015 年 7 ⽉に世界⽂化遺産に登録されました。8県 11 市に点在する 23 の構成資産が、1つの世界遺産として普遍的価値を有しています。明治以降の⽇本の近代化において重要な役割を果たした産業遺産群であり、 19 世紀後半から 20世紀初頭にかけてわずか 50 年余りの短期間で産業化を成し遂げた、世界でも類を⾒ないプロセスを物語るものです。

  • 「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会について

世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の管理保全及び理解増進・情報発信を推進するための組織。8県11市で構成(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、山口県、岩手県、静岡県、北九州市、大牟田市、中間市、佐賀市、長崎市、荒尾市、宇城市、鹿児島市、萩市、釜石市、伊豆の国市)

問合わせ先:「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会事務局(鹿児島県世界文化遺産室)
info@photocon-jmir.com

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