長野市戸隠に「RITA戸隠」 2023年4月28日開業

ホテルブランド「RITA」5施設に拡大
 

私にとって戸隠はおいしい蕎麦の里のイメージですが、 その戸隠に新しい名所が誕生です。

RITAは、「遺産・継承・伝統」という意味の「HE“RITA”GE」を由来とし他施設。各地にあるHE“RITA”GEを継いでいくという意味を込めて、HE“RITA”GEの中心にあるRITAから命名されたといいます。 また、建物を活用することで町並みを守り、事業の成果を地域に還元し、まちの活性化に寄与していきたいとの事業理念から、他を利する「利他」という意味も込められているとか。

おとなになると伝統的な施設に魅力を感じるようになります。 Z世代もまたレトロブームのようですが(笑) こんなホテルに泊まってゆったりとした時間を過ごすこともまた「おとな」の醍醐味でしょうか?  まだプレスリリースの段階ですが開館が楽しみな施設です。


 RITAはこれまで2022年6月に鹿児島県出水市の国選定伝統的建造物群保存地区内で「RITA出水麓 宮路邸」を、その後、福岡県八女市、島根県出雲市、奈良県御所市に開業。当施設「RITA戸隠」は、5施設目となります。
今後も株式会社つぎとは、全国に歴史的建物を活用した宿泊施設ブランド「RITA」を展開する予定でだそうです。楽しみですね~
RITA公式サイト:https://rita-tsugito.jp/


空間デザイン:Luft、料理監修:小川智寛(LULL、エルブランシュ) 料理写真はイメージです   

コンセプトは「あわい」:あわいを感じる3つの体験
 戸隠は、⾃然界と⼈間界、精神世界と物理世界が共存する「あわい=間」の地。自然とひとが分断され、そのひずみが顕在化しているいま、戸隠の人々が悠久の時を経て継承してきた「あわい」の世界観は、価値あるものと私たちは考えます。本ホテルでは、受け継がれてきた営みに静かに光をあて、お客様が日々の喧騒から離れ、「あわい」に身を置くことで、心を澄まして自然や自身と向き合う時間を提供します。

時間:宿泊するからこそ触れられる、自然とひとの世界を揺れ動く、あわい時間(宵、東雲)時間:宿泊するからこそ触れられる、自然とひとの世界を揺れ動く、あわい時間(宵、東雲)

空間:木造建築の美しさを活かしたミニマルな空間と、参道のまちなみを望む客室空間:木造建築の美しさを活かしたミニマルな空間と、参道のまちなみを望む客室

食:「戸隠の風土を味わう」オリジナルフレンチコース食:「戸隠の風土を味わう」オリジナルフレンチコース

戸隠について
 厳しく美しい⾃然と、⾃然信仰に根ざした⼈々の営みが共存する戸隠は、日本列島形成にも深いかかわりがある、鋭く切立った戸隠山の麓にあります。一帯は妙高戸隠連山国立公園にも指定されており、豊かな自然環境が保全されているこの地は、古くから山岳信仰の始まりや神話にもゆかりのある地です。
 戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、2千年余の歴史をもつ神社。「天岩戸開き神話」の地として、ゆかりの神々が祀られているほか、地主神として水と豊作大神の九頭龍大神を祀っています。つまりすべての生き物にとって欠かすことのできない「水」が戸隠信仰の始まりとされています。戸隠信仰は修験道とも習合し、中世から近世まで全国各地から多くの人が参詣するようになり、「戸隠講」が広がっていきました。江戸時代には参詣者を宿泊させるための宿坊が構えられ、その外側に農民や職人等の屋敷が拡がり、門前町が形成されています。「戸隠講」には多くの農家がおり、春には戸隠を参詣し水を持ち帰り、自分の田畑にその水をまいて豊作を願い、秋には収獲した作物を戸隠に納めていました。

「戸隠の風土に根ざした、つづく営み」の再考
「結(ゆい)」の復活 :茅葺き文化継承と地域課題解決
 第二弾として旧中社公会堂の次に活用するのは、宝光社の集落にひっそりとある元茅葺古民家です。茅葺屋根の維持が難しくなりトタンで覆われ、20年以上も空き家となっており、一部崩落しています。これを茅葺屋根に戻し、一棟貸の宿泊施設として復活させます(2023年中開業予定)。
 茅葺屋根の葺き替えは非常に手間とコストがかかるため、その維持管理は地域共通の課題となっています。トタンで覆われた茅葺古民家が多く存在するのはそのためです。
 本プロジェクトでは、戸隠で活動する茅葺職人の協力のもと、地域内外の人々をワークショップ形式で巻き込むことで、新たな「結い※」の機能を復活させるきっかけとなることを目指します。 
※結い:田植えや屋根の葺き替えなど、家族だけでは対応しきれない費用や労働などを、地域社会で補い合う相互扶助の仕組みのこと。

運営スタッフについて 
 戸隠は貴重な歴史資源が残る観光地である一方で、若者の流出や高齢化、宿坊などの後継者問題、空き家の増加等が課題となっています。本ホテルの運営にあたっては、これまで、そしてこれからの戸隠を担う地元のメンバーに加えて、全国から思いのあるメンバーを募集し、全国でまちづくりの経験を積んだ20代女性マネージャー、長野出身で東京・地方や海外のレストランで活躍してきた30代のフレンチシェフが戸隠に移住し、地域をともに盛り上げます。


「RITA 戸隠」と「awai」施設概要

所在地長野市戸隠3390(旧中社公会堂)
電話026-219-3444
メールawai.togakushi@gmail.com
アクセス車:長野駅から約40分
バス:「中社大門」下車すぐ(アルピコ交通バス)
SNSInstagram:rita.togakushi_awai
     (https://www.instagram.com/rita.togakushi_awai/
facebook:https://www.facebook.com/RITA.TOGAKUSHI
公式サイト 開業と同時に開設予定

<ホテル:RITA 戸隠>

所在地旧中社公会堂2F
客室2室(各36㎡)
料金/税込1泊2食付25,000円~/人(大人2名利用時)
対象年齢中学生以上
ご予約楽天トラベル:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/187321/187321.html

<レストラン:awai>

所在地旧中社公会堂1F
席数20席
営業時間ランチ:11:30~14:00
カフェ:14:00~16:00
ディナー:18:00~21:30(コースのみ、要予約)
料金/税込ランチ:2,500円~
カフェ:500円~
ディナー:7,000円~
対象宿泊のお客様、一般のお客様ともにご利用可能


 RITAは、「遺産・継承・伝統」という意味の「HE“RITA”GE」を由来としています。各地にあるHE“RITA”GEを継いでいくという意味を込めて、HE“RITA”GEの中心にあるRITAから命名しました。また、建物を活用することで町並みを守り、事業の成果を地域に還元し、まちの活性化に寄与していきたいとの事業理念から、他を利する「利他」という意味も込めています。
 これまで2022年6月に鹿児島県出水市の国選定伝統的建造物群保存地区内で「RITA出水麓 宮路邸」を、その後、福岡県八女市、島根県出雲市、奈良県御所市に開業。当施設「RITA戸隠」は、5施設目となります。
今後も株式会社つぎとは、全国に歴史的建物を活用した宿泊施設ブランド「RITA」を展開する予定です。
RITA公式サイト:https://rita-tsugito.jp/

■ 株式会社awai
 茅葺きの宿坊群が残る門前町・戸隠地区で、空き家となった歴史建築を順次活用し、地域の歴史的景観を守りながら、戸隠の風土に根ざしたつづく営みをつくる会社です。旧中社公会堂に続き、第2弾として、20年以上空き家となっていた宝光社地区の元茅葺古民家を茅葺屋根に戻し、1組限定の客室(一棟貸)として活用する計画です(本年中開業予定)。​​

戸隠のHPは➡ https://togakushi-21.jp/


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