シニアにもおすすめなのが、体を内側から温めるスープ。

 高齢者に摂って欲しい栄養素のひとつ「たんぱく質」は、「体の熱量を上げるのにおすすめの食材です」

体の中から温まるスープ.体の芯からポカポカ温まる《温活スープ》を作ってみませんか?

体を温める食材をたっぷり使ったヘルシーで優しいスープは、きっと冷え性さんの暮らしをサポートしてくれるはずです。

おいしくつくるコツは、きちんとスープストックをとること。

市販のコンソメや顆粒だしにはない、繊細で奥行きある味が生まれます。   とはいえなかなか難しい(笑)

クラムチャウダーのつくり方

牛乳で仕上げたニューイングランド風の白いチャウダー。

口に広がるうま味とコク。あさりだしの底力を知るひと皿です。

材料(2人分)

● あさりまたははまぐり(殻付き)400g
● 水1/2カップ
● ブロックベーコン70g
● 玉ねぎ1/2個
● セロリ、長ねぎ各1/2本
● じゃがいも2個
● 小麦粉(あれば強力粉)大さじ2と1/2
● 野菜スープストック(*)2カップ
● 牛乳150mL
● 生クリーム50mL
● バター20g
● 塩小さじ2/3
● こしょう適量

つくり方

 あさりは塩水(分量外)につけて砂出しし、分量の水と一緒に鍋に入れ、ふたをして火にかけ、口が開くまで蒸し煮する。だし汁と貝を分ける。

画像: あさりはひたひたの水で煮て、うま味をぎゅぎゅっと閉じ込めるように
あさりはひたひたの水で煮て、うま味をぎゅぎゅっと閉じ込めるように
画像: 貝は煮込むとかたくなるので取り分けて、最後にさっと温める程度に
貝は煮込むとかたくなるので取り分けて、最後にさっと温める程度に

 ベーコン、玉ねぎ、セロリは1cm角切りに、じゃがいもは皮をむき2cm角切りに、長ねぎは小口切りにする。

 鍋にバターを熱し、ベーコンを炒め脂が出てきたら、長ねぎ、玉ねぎ、セロリを加えてじっくりと炒める。小麦粉を加えてなじむまで炒める。

 にあさりの蒸し汁を少しずつ加えて混ぜ、野菜スープストックを加える。ふたをしてじゃがいもがやわらかくなるまで煮る。

 牛乳を加え、味をみて塩・こしょうをする。生クリームとあさりを最後に加える。


出典 https://tennenseikatsu.jp/_ct/17505862 〈料理/坂田阿希子 撮影/有賀 傑 スタイリング/伊藤まさこ 構成・文/鈴木麻子(fika)〉

坂田阿希子(さかた・あきこ)
料理家。料理家アシスタント、フランス菓子店・料理店で経験を重ね、独立。2019年秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。著書に『ピラフとドリア』(立東舎)、『トマト・ブック』(東京書籍)など。

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