小林一茶 なぞり書き

※印刷してご利用ください

この句を詠んだ小林一茶とは?

江戸時代後期に活躍した俳人で、松尾芭蕉・与謝蕪村と並ぶ三大俳人のひとりとも言われています。「貧しくても心豊かに生きる」という姿勢が、多くの人の共感を呼び、特に庶民の目線で詠んだ俳句が有名です。


一茶の特徴

特徴内容
📌 作風素朴であたたかく、弱いものや自然への愛情を感じさせる
👀 視点貧しい庶民、子ども、動物など、日常の中の小さな命に寄り添う
💔 背景幼い頃に母を亡くし、家族との不和、貧困、子の死など多くの苦難を経験

有名な俳句

「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」

  • :痩せたカエルよ、負けるな。おれがついているぞ。
  • 🔍 解説:カエルの相撲を見守る一茶の視点に、弱いものへの励ましとユーモアが感じられます。

「春風や 牛にひかれて 善光寺」

:春の穏やかな風に吹かれながら、牛に引かれて歩いていった先は、信州の善光寺だった。

🔍 解説

① 一茶自身の風景としての描写
  • のどかであたたかい春の風。荷車をひく牛と一緒に旅をしていると「善光寺」に行きついた。
  • ② 仏教的な含意をもつ伝承(ことわざ的な意味)
  • この句は、昔、信心のない老婆が牛の角に洗濯物を引っかけられ、それを追いかけて行くうちに善光寺にたどり着き、そこで仏に目覚めたという話をもとにしたユーモア句でもあります。

「めでたさも 中くらいなり おらが春」

:おめでたいといっても、まぁ中くらいってところかな。それでも、これが自分にとっての春(新しい季節)なんだよ。

🔍 解説

めでたさも中くらいなり
 →「とびきり幸せじゃないけど、そこそこ、まあまあ良い感じ」

おらが春
 →「自分にとっての春」「自分の人生に訪れた春」

関連記事