高まる遺贈寄付や社会貢献へのニーズに応え、適切なサポートができる専門家の育成を目指す 2024年7月21日(2級)、11月17日(1級)
遺贈寄付をはじめ様々な財産の承継方法を広める一般社団法人日本承継寄付協会(所在地:東京都文京区、代表理事:三浦美樹 以下「当協会」)は、遺贈寄付の専門家を育成する2024年度「承継寄付診断士講座」の年に一度の会場開催を、を東京都内の会場にて行なうことを発表致します。
承継寄付診断士は、寄付や社会貢献へのニーズの高まりに応じて、相続希望者に寄り添い適切なサポートができるよう、寄付に関する基本的な知識から実務で使える注意点まで必要なスキルを身につけることができ、受講資格不要でどなたでも受講いただけます。また今年度は初の試みとして、受講希望者の検討を目的とした、参加無料のグループワークを中心とした前夜祭イベントを6月27日(木)に開催予定です。
■遺贈寄付について
遺贈寄付とは、相続財産の一部を遺言を通じて亡くなった後に、非営利活動法人や地域の学校などに寄付して社会に貢献する方法です。10万円など少額からでも寄付をすることができ、また、亡くなった後の寄付実行となるために、貯金残額の心配をする必要がありません。
日本国内では、年間50兆円ものお金が相続されていると言われています。80-90歳代の高齢者の遺産相続は、ほとんどが60-70代の高齢者世帯へと相続され、60代以上が保有する金融資産の割合は、年々上昇し続けています。金融庁の調査によると、1999年に47.4%だったものが、2035年には、70.6%に達します。(※)また、独身世帯の増加や、子供がおらず相続先がいない世帯も増加しています。
※金融庁「高齢社会における金融サービスのあり方(中間的なとりまとめ)」
このような、老後の不安から生じる資産の高齢者への偏りを、無理なく将来世代やそれを応援する団体へ寄付を通した資金の流入を行うことができるのが、遺贈寄付という取り組みのメリットです。
日本承継寄付協会は、2019年の設立以来、この遺贈寄付を当たり前にするための様々な取り組みを行っています。
■承継寄付診断士講座の目的
今日、寄付や社会貢献への関心が高まる中、お金の使い方の新しい選択肢のひとつとしても遺贈寄付が注目されています。しかし、多くの方が「寄付の使途が不明瞭」「誰に、どこに相談したらいいのか分からない」「遺贈寄付のやり方がわからない」など疑問や不安を抱えているのが現状です。
(日本承継寄付協会「遺贈寄付に関する実態調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000063820.html)
そこで当協会は、遺贈寄付の普及と促進を目的として、遺贈寄付の専門知識を身につけた、承継寄付診断士を育成するセミナー事業を2021年より開始。遺贈寄付を希望される方々が相談できる専門家の不足に対応するため、情報発信や勉強会を通じて寄付を無理なく実現できる体制を整える取り組みを行っています。これまで、司法書士・行政書士などの士業をはじめ金融機関関係者、FP・保険関係者といった幅広い業界で、のべ348名に受講いただきました。※2024年5月23日時点
承継寄付診断士講座は、寄付の専門家として次のような知識を身に付けることを目的としています。
□寄付に関する日本の現状に関するデータ
□寄付先の選び方の手順
□寄付の相談を受ける際の倫理観
□寄付にまつわる税務
□寄付にまつわる法務
□不動産での寄付の注意点
□付言事項の活用や身近な親族がいる場合の注意点
□受遺団体が困る遺言にならないための留意点
■講座内容
講座内容は1級と2級を設け、7月21日(日)は2級、11月17日(日)は1級の会場開催となります。2級については遺贈寄付に関心をもたれているお客様のご相談に乗れるよう、遺贈寄付に関する知見を深め、お客様のニーズを的確に汲み取り、お客様の想いを実現できるようにするためのスキルの習得を行います。1級は、2級で学んだことを基盤として、遺言書完成までの実務の理解と習得を目指した講座となり、より実務的・専門的な内容となりますので、2級を受けた方がご受講いただけます(2級を修了されていればどなたでもご受講いただけます)。
社会貢献とビジネスが融合することで生まれる相乗効果や、遺贈寄付の話をお客様とのコミュニケーションに活かす方法、相手に心を開いていくためのコミュニケーションの仕方など、皆様の日々の業務に取り入れていただけるような内容を目指しました。また、どちらも会場受講終了後には懇談会(参加無料)を実施予定です。
【昨年度からのアップデート内容】
今年度は初の試みとして、6月27日(木)に参加無料のグループワークを中心とした前夜祭を開催予定です。また、講座内容は寄付の税務(初級)や寄付の法務を2級に新設した他、昨年の1級講座内容を2級にも反映し、2級で社会課題の現状と、寄付が果たす役割への理解をより深められるようにな内容に変更しました。
▼講座パンフレットはこちらからダウンロードいただけます
■開催概要
- 開催日時:
2024年7月21日(2級)、11月17日(1級)
10:30~17:50(懇親会有り18:00~20:00) - 開催場所:
CPASSLOUNGE(シーパスラウンジ)
〒160-0022東京都新宿区新宿3-14-20新宿テアトルビル6F - 開催方法:会場開催
- 受講料:
2級承継寄付診断士:49,500円(税込)
1級承継寄付診断士:77,000円(税込)
1級‧2級同時申込:110,000円(税込)
※各種割引・特典有り。詳細はHPをご確認ください。 - 主催:一般社団法人日本承継寄付協会
●受講にあたっては、会場受講を撮影した録画教材で「オンライン受講」もご選択いただけます。
※オンライン受講は、会場受講から約ひと月後程度でスタート予定です。同時受付中ですので、ご都合に合わせて受講方法をお選びください。
(受講資格はございません。どなたでもご受講いただけます)
■「前夜祭」の開催について
本講座の受講前段階として、参加無料の前夜祭を2024年6月27日(木)に開催いたします。
前夜祭では、ワークショップ形式での知識共有を行い、無料の懇親会も予定しております。講座受講をお申し込みの方以外でも、どなたでも参加できます。より遺贈寄付について知っていただける機会となりますと幸いです。
専門家としてのスキルを向上させたい方、参加者同士交流したい方は、ぜひご参加ください。
開催日時
2024年6月27日(木)18:30~20:00 ※懇親会は20:05~22:00
開催場所
東京都内を予定
対象者
遺贈寄付について学んでみたい方
*承継寄付診断士講座の受講を検討中の方、受講予定の方以外でも参加できます。
内容
・講演「遺贈寄付のミカタ」(遺贈寄付に関わりのある実業家による講演)
・グループワーク「遺贈寄付とは」(2級本講座の内容の一部+グループワークで参加者同士の学びを深める)
・ディスカッション(参加者同士で学びを共有)
・懇親会(無料)
参加費
無料