ケアプラン作成の有料化方針とは?

■ 何が決まろうとしているのか

厚生労働省は、住宅型有料老人ホームの入居者について、
これまで**無料(自己負担なし)**だった
ケアマネジャーによるケアプラン作成(ケアマネジメント)を有料化する方針を示しました。

この方針は、2025年12月15日に開かれた
厚生労働省 社会保障審議会介護保険部会で示されたものです。


■ 対象になる人・ならない人

今回の方針で、対象が明確に分かれます。

【有料化の対象】

住宅型有料老人ホームの入居者

これまで「居宅扱い」とされ、無料だった

今後は、ケアプラン作成に自己負担を求める方向

【これまで通り無料】

自宅で生活し、訪問介護・通所介護などを使う在宅利用者

ケアプラン作成は引き続き無料

👉 在宅サービス利用者への影響は出さないことが、厚労省の前提条件とされています。


■ なぜ有料化するのか(背景)

厚労省は、次のように説明しています。

介護保険施設や介護付き有料老人ホームでは
→ 入居契約の中にケアプラン作成費用が含まれており
実質的に利用者負担がある

一方、住宅型有料老人ホームは「居宅」扱いで
→ これまで自己負担がなかった

施設間で負担に差があるのは不公平
「給付の均衡(公平性)」を取る必要がある


■ 新たな仕組みも検討中

有料化にあたり、厚労省は

これまでの在宅ケアマネジメントとは別に

ケアプラン作成+生活相談を担う新しい相談支援の類型

を創設することも検討しています。

👉 単なる「値上げ」ではなく、
👉 役割を整理した新制度にする狙いがあります。


■ 想定される懸念と意見

部会では、次のような意見が出ています。

賛成意見

「在宅利用者に負担が波及しないなら賛成」

「施設間の不公平を是正すべき」

反対・慎重意見

「介護サービスの利用控えにつながるのでは」

「給付の公平性の観点から問題がある」

👉 過去にも有料化は議論されてきましたが、
👉 利用控えへの懸念から結論が先送りされてきた経緯があります。


■ 今後の見通し

近く、部会としての意見書が取りまとめられる予定

具体的な金額、いつから、どこまで自己負担かは、今後の制度設計で決まります。


シニア・家族にとってのポイント

自宅で介護サービスを使う人は、当面影響なし

住宅型有料老人ホーム入居中・検討中の人は要注意

今後は
👉 入居費+介護サービス費
👉 ケアプラン作成費の有無
も含めた確認が重要になります。

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