要介護1とは?利用できる介護サービスと費用をわかりやすく解説
要介護1の方は、日常生活の一部で介護や見守りが必要な状態です。
要介護認定を受けたご本人やご家族の中には、
これからの生活はどうなるの?
どんな介護サービスが使えるの?
お金はいくらかかるの?
と、不安や疑問を感じる方も多いでしょう。
この記事では、要介護1の状態・利用できるサービス・費用や給付制度について、わかりやすく解説します。
要介護1とは、どんな状態?
要介護認定は、
要支援1・2、要介護1〜5の7段階に分かれています。
要介護1は、要介護の中では最も軽度の区分で、
基本的な生活は自分で行えるものの、一部で介助や見守りが必要な状態です。
厚生労働省の調査によると、
要介護認定者は全国で約704万人、そのうち要介護1は約146万人と、
全体の約20%を占め、最も多い区分となっています。
要介護1の具体的な状態
■ 日常生活の様子
食事・排せつは概ね自立
ただし、すべてを自力で行うのは難しい
特に、次のような動作で部分的な介助が必要になることがあります。
歩行時のふらつき
立ち上がり・座り動作
入浴時(浴槽をまたぐなど)
洋服のボタン留めなど細かい動作
■ あらわれやすい症状
記憶力の低下
物忘れが増える日付や約束を間違える
薬の飲み方を間違える
判断力・理解力の低下
買い物や計画が1人で難しい
軽い混乱が見られることがある
要介護2との違い
要介護1と要介護2の大きな違いは、介護の必要度です。
要介護1
基本的な生活は自立。部分的な介助が必要。
要介護2
立ち上がりや歩行が困難になり、食事や排せつなど生活全般で介助が増える。
認知機能の低下も、要介護2ではよりはっきりしてくる傾向があります。
要介護1の認定基準

要介護度は、要介護認定基準時間と
本人の生活状況・心身状態をもとに総合的に判断されます。
■ 要介護認定基準時間
要介護1:32分以上50分未満
※実際の介護時間ではなく、あくまで認定のための指標です。
この時間は、以下の項目から算出されます。
直接生活介助(入浴・排せつ・食事など)
間接生活介助(掃除・洗濯など)
認知症の行動心理症状への対応
機能訓練
医療的ケアの補助 など
要介護1で受けられる介護サービス
要介護1では、在宅を中心に幅広いサービスが利用できます。
■ 主なサービス
訪問型:訪問介護、訪問看護、訪問リハビリ
通所型:デイサービス、デイケア
複合型:小規模多機能型居宅介護
短期宿泊:ショートステイ
施設入居:有料老人ホーム、老健など
福祉用具:手すり、歩行器、杖、スロープ など
※要介護1では、一部の福祉用具に制限があります。
介護サービスを利用するには、ケアマネジャーによるケアプラン作成が必要です。
要介護1でもらえるお金・費用の目安

■ 区分支給限度額
要介護1の区分支給限度額は、
月額167,650円(16,765単位)です。
自己負担が1割の場合、
➡ 月額16,765円で介護サービスを利用できます。
※地域によって1単位の単価は異なります。
要介護1で受けられる給付制度
■ 福祉用具のレンタル
自己負担:1〜3割
年間利用限度額:10万円
要介護1でレンタルできる主な用具:
手すり(工事不要)
歩行器
歩行補助杖
スロープ(工事不要)
条件を満たせば、介護ベッドなどの例外給付も可能です。
■ 住宅改修
上限:20万円
自己負担:1〜3割
手すり設置・段差解消などが対象
まとめ|要介護1は「早めの活用」が大切
要介護1は、生活の一部で介護が必要な状態
区分支給限度額内であれば、自己負担1〜3割で利用可能
福祉用具や住宅改修も介護保険の対象
早めに介護サービスを利用することで、生活の質の維持・悪化予防につながる
最適な介護サービスを選ぶためには、
ご本人とご家族で希望する暮らし方や費用を話し合っておくことが大切です。
今すぐ介護が必要でなくても、
将来に備えて知っておくことで、納得した選択ができるでしょう。
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