高齢者が回想系レクを行うことで得られる主な効果

高齢者が「回想系レクリエーション(昔の思い出を語る・写真・音楽・映像・物に触れるなど)」を行うことで得られる主な効果は、認知機能や感情の安定に深く関わるとされ、介護予防・QOL向上にも大きな意義があります。


認知機能の維持・活性化

効果解説
記憶を引き出す訓練になる長期記憶(昔のこと)にアクセスすることで、脳の情報整理能力を刺激
脳のネットワークを活性化五感を使った回想(視覚・聴覚・触覚)により、多角的に脳を刺激
会話のトリガーに思い出をきっかけに「自発的な話」が生まれることで前頭葉が活性化

🔍 活用例:[音楽療法+回想法 懐かしい時間]には様々な動画・静止画・を豊富に取り入れたプログラム作りをしております。カリキュラム通りにご利用いただければOKで知識いらずです。


自己肯定感の向上・アイデンティティの再確認

効果解説
「私はこんな人生を歩んできた」という確認自分の歴史を振り返ることで誇りや価値の再認識が生まれる
成果・努力の再評価他者からの共感や称賛を得ることで、自己受容や満足感が高まる
人生の意味づけ“今ここにいる自分”を見つめ直すきっかけになる

🔍 活用例:昔の仕事の話、子育てのエピソード、戦後の暮らしなど会話の糸口のテキストは全編でご利用いただけます


感情の安定・ストレスの軽減

効果解説
懐かしさによる安心感ノスタルジーには「情緒を安定させる作用」がある(心理学的効果)
過去を話すことで感情の整理後悔や悲しみを含めて、語ることで癒やされる効果もある
不安・孤独の軽減過去とつながることで“自分は今も誰かとつながっている”と感じられる

🔍 活用例:昔の写真・家族の話題・懐かしい食べ物など豊富な動画・画像をお楽しみいただけます


コミュニケーションの活性化・社会的参加の促進

効果解説
話題が生まれ、会話が増える普段口数が少ない方でも「昔の話なら」話しやすい
聞く側との関係構築職員や他の利用者との相互理解・共感の場ができる
発信者としての喜び「話を聞いてもらえる」ことが、役割意識・存在意義につながる


日常の生活意欲・QOL向上につながる

効果解説
日々の刺激になる回想のための素材やイベントが、日々の暮らしに「楽しみ」を生む
過去と今をつなげる「昔○○だった自分」が「今の自分」とつながることで、安心感が増す


回想法と回想レクの違い

項目回想法(専門)回想レク(一般)
実施者臨床心理士・ケア専門職など施設職員・ボランティア
目的認知症ケア・うつ予防など交流・楽しみ・刺激提供
手法構造化された質問・テーマ設定写真・映像・音楽・語り合いなど自由形式
効果心理的療法・医療的な視点健康促進・交流・日常活性化

[音楽療法+回想法 懐かしい時間]は専門職が作ったレクテキストです。利用すればそのまま効果の上がります。


📌活動アイデアの一例

ジャンル内容
写真系昭和の写真スライド・町並みクイズ・年代別回想シート
音楽系懐メロを聴いて歌う・振付つき盆踊り・歌詞のなぞり書き
道具系レトロ家電・玩具・食器などを触って思い出を語る
食系昔ながらのおやつ再現・におい当てクイズ(五感刺激)
話し合い系「子どものころの夏」「初めての就職」「戦後のくらし」などの語り合い

🟢まとめ

回想レクは「人生の宝探し」。
懐かしい記憶をたどることで、心がほぐれ、表情が明るくなります。
話す・聞く・思い出すという行為は、すべて“その人らしさ”を守る大切な時間です。

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