シニア世代(65歳をすぎても)でも、まだまだ働きたいという方が増えています。 人生100年を生き抜く為に、自分のキャリアや持っている資格を活かしたいと考える方も多いでしょう。
「資格を持っていないと再就職は難しいのでしょうか?」
もちろん、資格があると便利に活用できることが多いですし、就職に有利に働く場合もあります。
資格がないと仕事や再就職ができないという訳ではありませんが、持っている資格を活用することで、新しい仕事に挑戦しやすくなる場合も多いでしょう。
ここではどんな資格が再就職やスタートアップに向くのかを考えていきましょう!
☑どんな働き方をする?
シニア世代が仕事のために資格を取得する場合、どのような働き方を希望しているのかによって必要な資格は異なります。
起業をする場合は調理師や社労士など、自分が目指したい仕事に必要な資格を取得しましょう。ただし資格を取得しただけで経験がないとすぐに起業というのは難しい場合も多いです。
再雇用や定年延長で再就職を目指すのであれば、働きたい職種に有利になる資格を選んでください。事務系なら簿記を選んだり福祉系なら介護関連の資格を選んだりと、仕事に関連付けできる資格の取得を目指しましょう。
何か資格を取っておこうと簡単に資格を選んでしまうのはNGです。自分に合っている資格なのか、実際に仕事に活用できるのかなど、取得前に確認しておきたいチェックポイントを3つご紹介します。
①ジャンルにこだわろう!
自分にとってまったく縁のなかったジャンルの資格取得は、シニア世代には難しいかもしれません。できれば自分のキャリアや経験を活かせる仕事を選んで、そこから取得する資格を選択しましょう。 もちろん、どうしても目指したい道があるのであれば、まったく経験のない資格を選ぶのもひとつですが、努力が必要なことも付け加えておきます。
②レベルは合っている?
資格には大きく分けると、国家資格と民間資格の2種類があります。 民間資格の数は膨大で、多数の資格が日々生まれ続けています。種類が多い分シニア世代にとっても興味のある資格が見つかるかもしれませんが、その資格が必ず仕事につながるとは限りません。 認知度や、信頼性が低い場合もあるので、仕事のために資格を取るなら国家資格がおすすめですが、レベルも要チェックです。取得が難しいものも多いので、いつまでも資格が取得できないとなると、再就職への時間がかかります。目的は資格の取得ではなく仕事につなげることですので、難しすぎる資格にチャレンジするよりも、堅実に取得しやすい資格を選ぶことも大切です。
③どんな仕事ができる?
「人気の資格だから」というような理由で資格を選んでしまうと、後々希望していた仕事に活かせないという可能性も考えられます。シニア世代が取得する資格を選ぶ際は、必ずどのような内容で、どんな仕事に活かしていけるのか、どんな仕事に必要なのかを必ずチェックしておきましょう。
①「社会保険労務士」は独立開業も目指せる資格
国家資格として人気の高い社会保険労務士は、社労士とも呼ばれシニア世代に人気の資格のひとつです。「労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成」などが主な仕事で、社会保険の加入手続きや就業規則の作成なども行います。 社会保険労務士の試験は年に1回なので、時間をかけて開業を目指すための資格を取得したいシニア世代にもぴったり。合格率は決して高くありませんが、働き方改革などにより需要が高まっている資格なので、どの資格にしようかと悩んでいる方にもおすすめです。
②「介護福祉士」は今後の人生にも活かせる
介護の現場で即戦力となれる国家資格の介護福祉士は、日本の高齢化が進んでいることもあり需要も高まっています。高齢者の自立支援をサポートするための資格で、5年の実務経験を得ればケアマネージャーの資格を取得することも可能です。 夜勤があるので体力は必要ですが、慣れればやりがいを持って働ける職場でもあります。また介護は将来的に自分や身の回りで必要となるケースが多いので、今後の人生に活かすこともできますよね。
資格取得には福祉系の学校を卒業しているか、3年以上の実務経験が必要なので、もともと介護の現場で仕事をしていたというシニア世代にもおすすめの資格です。
③「調理師」資格
飲食店の開業を目指すなら、調理師資格の取得がおすすめです。実際に飲食店開業に必要な資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」ですが、こちらは1日講習で取得が可能なので問題ありません。調理師は国家資格の中でも難易度がそれほど高くはないので、スーパーやレストランなど調理に関わる仕事で再就職を目指したい方も取得しておいて損のない資格です。 調理師資格を持っていると雇用されやすいだけでなく、専門性の高い仕事を任せてもらえることもあります。
④「FP」は資産運用やライフプランナー
FPの名で親しまれている、「ファイナンシャル・プランニング技能士」という国家資格。FPは税金・不動産・貯蓄・投資などさまざまな知識を持った、お金に関するプロフェッショナルです。 家計診断や保険の見直しなどが主な業務で、顧客それぞれに合ったライフプランの設計などを行います。銀行・保険・不動産など必要とされている現場も多く、シニア世代が再就職を目指すためにも活躍する資格です。
⑤「宅地建物取引士」
宅地建物取引士の資格は、宅建士とも呼ばれ不動産業界での仕事には必須とも言える国家資格です。不動産の売買や賃貸取引などにおいて、重要事項の説明や書類作成の業務を行います。不動産会社では契約手続きのために必ず宅建士を置かなければいけないので、仕事にもつながりやすい資格です。
また不動産業界だけでなく、保険や金融業界でも重宝されています。中には宅建士の資格を持っているだけで資格手当を貰える企業もあるほどです。年齢や学歴などの制限がないので、シニア世代でも挑戦しやすいのが魅力です。試験は年に1回で、合格率は20%以下とそれほど高くはないので、しっかりと時間をかけて資格取得に臨みたいという方におすすめです。
⑥「マンション管理士」
マンション管理士は、マンションの維持・管理を行う管理人として仕事をするための資格です。マンション自体の管理だけでなく住民間のトラブルや事業者とのトラブルなどにも対応する必要があるので、人生経験の豊富なシニア世代におすすめの仕事ともいえます。
また実際にマンションの管理人として働くだけでなく、マンション管理組合のコンサルティングを行ったり、不動産会社で働いたりと仕事の幅が広いのも特徴です。
マンションの多い都市部では仕事も豊富なので、シニア世代にニーズの高いマンション管理の仕事に興味がある方はぜひチェックしてください。
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