最近電話詐欺等が増え、親のことが心配です。どのようなことに注意すればいいんでしょう?
解答 警察によると
詐欺の被害に遭わないよう
①在宅中でも「常時留守番電話設定」にする
②一人で判断しない
③振り込みまたは引出しをする前に必ず家族や警察に相談する
④電話、メール、はがきで「お金」や「キャッシュカード」の話が出たら、それは詐欺
「高齢者」が「携帯電話」をかけながら「ATM」を操作していたら、積極的に声を掛け警察への通報をお願いします。
また、万一、声を掛けられた方は、電話de詐欺被害防止のための活動であることをご理解いただき、ご協力をお願いします。
■電話詐欺に関する意識調査結果
2023年4月、持ち家一戸建てに住む全国20~79歳の男女3,000名を対象に「防犯に関する調査(2023年)」を行い、防犯意識、不審者の訪問や不審な電話を受けた経験、住まいへの防犯対策などを聴取しました。今回は、防犯意識、不審な電話を受けた経験、出入り口に鍵をかけるケースなどに着目し分析をしました。
【防犯意識】
ご自身の防犯意識の高さを聴取した結果、「やや+高いと思う」は、47%、「あまり+高くないと思う」は53%と拮抗。狙われやすい70代の「やや+高いと思う」割合は64%と多い。最も低いのは30代の37%。<図1>
1年前と比較した防犯意識の変化は、「変わらない」が多くを占めるものの、23%の人は「高まっている」と回答。防犯意識が高まっている人の理由は、「高齢者を狙う詐欺事件や強盗事件の多発」「日本全国で強盗などの事件」などから、身近に起こりうることとして、とらえられている様子がうかがえた。<図2>
【不審な電話】
全体で36%の人は自宅で不審な電話を受けた経験がある。特に70代は51%と半数が不審な電話を受けていた。具体的には、「オレオレ詐欺/還付金詐欺/振り込め詐欺」と思われる電話を受けた。「住所、家族構成や財産、近所や知人を探る」電話がかかってきたという声が多く聞かれた。不審な電話を受けた際に、断ったり、相手に情報を教えないなど被害防止に努めているケースも見られた。<図3>
【鍵をかけるシーン】
自宅の玄関や勝手口に鍵をかけるシーンは、「就寝時」「1時間以上の外出」「1時間程度内の外出」「近くのコンビニやスーパーへ行くとき」で7~8割が施錠していた。「ご近所へ訪問する」は5~6割の施錠率である。敷地内の行動や立ち話など、家の様子がわかる範囲の行動での玄関の施錠率は、10~20%台と低くなる。また、勝手口のある家庭の半数近くは、家の様子がわかる範囲の行動でも勝手口に施錠をしていた。<図4>
■レポート項目一覧
□ 属性設問(性別/年代/未既婚/居住地/子ども有無/同居家族/職業/世帯年収/ポテンシャル・ニーズ・クラスター判別結果/自宅の階数/庭の有無/外から庭への入りやすさ/塀の有無/玄関以外に鍵のかかる入口の有無/犬の飼育有無)
□ 調査結果サマリー
▼調査結果詳細
□ 防犯意識の高さ
□ 1年前と比較した防犯意識の変化/理由(自由回答抜粋)
□ 自宅の防犯/自宅周辺地域の治安の不安度
□ 自宅を5日以上留守にする際の対策
□ 自宅への見知らぬ訪問者への対応方法
□ 自宅に不審な人が来た経験
□ 近所・家族などから不審な人が来た話を聞いた経験
□ 不審者の様子(自由回答抜粋)
□ 自宅で不審な電話を受けた経験
□ 近所・家族などから不審な電話を受けた話を聞いた経験
□ 不審な電話の内容(自由回答抜粋)
□ 自宅や自宅近辺に不審者や不審物を見つけた場合の行動
□ 玄関の鍵/玄関以外の入口(勝手口)/窓の鍵をかける時
▼参考資料
□ ポテンシャル・ニーズ・クラスター(PNCL)について
◆レポートのダウンロードはこちらから
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20230420security/
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