介護保険施設とは?3種類の違いをやさしく整理!
「施設を探しはじめたけれど、特養・老健・介護医療院…名前が似ていて混乱する」
そんな声はとても多いです。
介護保険施設とは、**介護保険サービスで利用できる“公的な施設”**のこと。
大きく分けて、次の3種類があります。
特別養護老人ホーム(特養)
介護老人保健施設(老健)
介護医療院
ポイントはシンプルで、3つの施設は「何を一番大切にしているか」が違います。
- 特養=介護ケアが中心
- 老健=リハビリが中心
- 介護医療院=医療ケアが中心
この違いを押さえるだけで、選びやすくなります。
まずは結論:3施設の役割はこう違う
✅ 特養:生活の場(長く暮らす)
「自宅での生活が難しくなり、日常の介護が常に必要」という方に合います。
終身利用も視野に入りやすく、人気が高くて待機が出やすいのも特徴です。
✅ 老健:リハビリの場(家に戻る準備)
病院を退院したあと、いきなり自宅が不安なときに。
**リハビリをして在宅復帰を目指す“中継地点”**というイメージです。
✅ 介護医療院:医療と介護の両方が必要な場
医療的ケアが手厚く、施設内に診察室や療養室などの設備が整います。
「医療が必要だけど、病院ではなく生活の場も確保したい」方に向きます。
入所できる人は?条件の基本
介護保険施設に入るには、基本的に
- 65歳以上(第1号被保険者)
- 要介護1以上(※特養は原則要介護3以上)
が条件です。
また40〜64歳でも、特定疾病で要介護認定を受けた方は対象になります。
それぞれの施設の特徴をもう少し具体的に
特別養護老人ホーム(特養)
- 介護が中心(24時間体制の介護が受けられる)
- 原則 要介護3以上
- ただし、高度な医療ケアが常に必要な場合は難しいことも
「介護がしっかり必要」「長く安心して住みたい」という方に選ばれやすい施設です。
介護老人保健施設(老健)
- 目的はリハビリと在宅復帰
- 退院後の不安をカバーする“つなぎ”として利用されることも多い
- リハビリ職(PT/OT/ST など)の配置が整っている
「家に戻れる力を取り戻したい」「いきなり自宅が不安」という方に向きます。
介護医療院
- 医療ケアが手厚い(医師・看護師体制が充実)
- 医療と介護を備えた“住まい”という位置づけ
- Ⅰ型(重度・医療ニーズ高め)/Ⅱ型(比較的安定、リハビリ支援も)に分かれる
「医療の必要性が高い」「病院ではなく生活も大切にしたい」方に合います。
公的施設(介護保険施設)と民間施設、何が違う?
① 費用は公的施設の方が安め
公的施設は補助もあり、一般的に民間より費用が抑えられやすいです。
民間は費用が上がりやすい分、設備やサービスが充実しているところもあります。
② 入所条件の幅が違う
公的施設は、基本的に要介護の方が対象。
一方、民間施設は「自立〜要介護」まで幅広い施設もあり、選択肢が増えます。
③ 入りやすさが違う
公的施設は人気が高く、待機が出ることが多い(特養は1年以上待つことも)。
民間施設は数も多く、比較的入りやすい傾向があります。
メリット・デメリットを一言でいうと

公的施設の良さ
- 入居一時金が不要なことが多く、費用負担が軽め
- 制度が整っていて安心感がある
- 特養は終身利用も視野に入りやすい
公的施設の注意点
- 待機が長い
- 部屋のタイプによってはプライバシー確保が難しいことも
民間施設の良さ
- 入居しやすい
- イベントやレクリエーションなど生活面が充実しやすい
- 自立〜要介護まで幅広い受け皿がある
民間施設の注意点
- 初期費用や月額費用が高くなる場合がある
- 介護度が上がると住み替えが必要になるケースも
まとめ:迷ったら「目的」で選ぶのが正解
介護保険施設は、要介護認定を受けた方が利用する公的施設で、3種類あります。
- 特養:介護中心(生活の場・長期向き)
- 老健:リハビリ中心(在宅復帰を目指す)
- 介護医療院:医療中心(医療と介護が両方必要)