販売部数 30.5万部を誇る女性誌部数 No.1(※1)の「ハルメク」を発行する株式会社ハルメク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤孝夫)生きかた上手研究所は、60~79歳の既婚男女 600名を対象に「夫婦関係と生活に関する意識調査」をwebアンケートにて実施いたしました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート30.5万部(2019年7月~12月)【 調査サマリ 】
■7割のシニアが夫婦関係に満足。しかし2年前と比較すると、「満足している」人の割合は女性では減少、男性は15%増加と男女で大きなギャップあり。
⇒配偶者に対して「満足している」と回答したのは全体の70.8%。2018年の65.3%より5.5%上昇。
⇒2018年と比べ、女性の満足度は3.1%減少、男性は15%増加と男女でギャップあり。
■コロナ騒動後に夫婦関係が「悪くなった」割合
「仲良し夫婦」は0.9%に対し、「不仲夫婦」は18.8%と大きな差
⇒コロナ騒動後の夫婦関係について「悪くなった」と回答した人は、仲良し夫婦0.9%。一方で、不仲夫婦は18.8%と大きな開きが見られた。
■「現在の家事分担に不満がある」と回答した人は、男性3.0%に対し女性26.0%
男女で、不満に思う人の数は23.0%もの差がある結果に。
不仲夫婦では女性の不満度がさらに高く、約半数が家事分担に不満を持っている。
⇒現在の家事分担に対し不満を訴えた人は、男性3.0%、女性26.0%と、23.0%のギャップがあった。
⇒不仲夫婦では、約半数にあたる47.4%の女性が家事分担に不満があると回答。
⇒家事分担の偏り・不満は、夫婦仲に良くない影響を及ぼすことが明らかになった。
■2年前と比べ「へそくり」がある人は約3割減。一方、平均へそくり額は563万円と、前回調査より127万円増加。不仲夫婦の平均額は1,000万円超え!
⇒自分だけの「へそくり」がある人は、27.0%。2018年の53.5%と比べ約3割減となった。
⇒平均へそくり額は2年前の調査と比べて、127万円増の563万円に。不仲夫婦の平均へそくり額は「1,023万円」で、2018年の平均「648万円」より「375万円」も増加した。
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【調査結果】
7割のシニアが夫婦関係に満足。
しかし 2年前と比較すると、「満足している」人の割合は女性では減少、男性は 15%増加と男女で大きなギャップあり。
・配偶者に対して「満足している」と回答したのは全体の70.8%。2018年の65.3%より5.5%上昇した。
・男女別にみると、「満足している」人は、男性76.0%(2018年:61.0%)、女性65.7%(2018 年:68.8%)。2年前の調査と比べ女性は3.1%減少、男性は15%増加となっており、男女でギャップがある。
コロナ騒動後に夫婦関係が「悪くなった」割合
「仲良し夫婦」は0.9%に対し、「不仲夫婦」は18.8%と大きな差
・コロナ騒動後の夫婦関係について「悪くなった」と回答した人は、仲良し夫婦0.9%。一方で、不仲夫婦は18.8%と大きな差が見られた。
・外出自粛の中で「一緒にいる時間が増えたこと」は、関係が良くなる・悪くなる 両方の要因になっている。仲良し夫婦は一緒の時間ができて会話や感謝が増えたとプラスに捉えたが、不仲夫婦は時間が増えたことで家事分担に差が生じ、溝が深まったとの声が挙がった。
※仲良し夫婦:「配偶者との関係」について「満足」「やや満足」と回答した人
不仲夫婦:「配偶者との関係」について「満足していない」「あまり満足していない」と回答した人
「配偶者に対して不満/不快感を覚えること」に男女でギャップあり
男性は「夫婦間コミュニケーション」、女性は「性質」「生活や食事に関する習慣」に不満
・「配偶者に対して不満 / 不快感を覚える事」をたずねたところ、男性は「夫婦のコミュニケーション(55.6%)」、女性は「性質(上から目線、言葉遣いなど)(54.4%)」が第一位となった。
・男女でギャップが大きかった項目は、「夫婦のコミュニケーション」(男性が+21.6 ポイント)、「生活習慣(風呂・トイレの使い方など)」(女性が+16.4 ポイント)、「食事に関する習慣(食べ方、音など)」(女性が+16.2 ポイント)。全体的に、女性の方が生活習慣や衛生面に不満を持ちやすいことがわかった。
「現在の家事分担に不満がある」と回答した人は、男性3.0%に対し女性26.0%
男女で、不満に思う人の数は23.0%もの差がある結果に。
不仲夫婦では女性の不満度がさらに高く、約半数が家事分担に不満を持っている。
・現在の家事分担に対し不満を訴えた人は、男性3.0%、女性26.0%と、23.0%のギャップがあった。
・不仲夫婦では、約半数にあたる47.4%の女性が家事分担に不満があると回答。
・家事分担の偏り・不満は、夫婦仲に良くない影響を及ぼすことが明らかになった。
2年前と比べ「へそくり」がある人は約3割減。
一方、平均へそくり額は563万円と、前回調査より127万円増加。
不仲夫婦の平均額は1,000万円超え!
・自分だけの「へそくり」がある人は27.0%。2018年の53.5%と比べ約3割減となった。
・平均へそくり額は2年前の調査と比べて、127万円増の563万円に。不仲夫婦の平均へそくり額は「1,023万円」で、2018年の平均「648万円」より「375万円」も増加した。
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【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約1,000人の50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
夫婦円満のキーワードは「相手への感謝・思いやり」
これまで老年夫婦は、つかず離れずの程よい距離感でお互いの関係性を築いていました。家と外とのバランスを保ちながら、ひとりの時間を持ったり、ガス抜きをしたりしてきました。女性であれば「友達とのランチや小旅行」「趣味の習い事」、男性であれば「就業(パート含め)」「散歩やジム」などです。家でのストレス発散の場や切り替える時間が外にあったので、配偶者と向き合わずとも何となくやり過ごせていたわけです。ところが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛をきっかけに、そうはいかなくなりました。
7割の老年夫婦が配偶者との関係に満足していて、2年前と比べて5%も増えました。この数字だけをみると、夫婦関係が良好になったと読めます。しかし男女別にみると、男性は大幅に満足度が上がっているのに対して、女性の満足度は下がっています。フリーコメントをみても女性の家事の負担が増え、女性の不満が増大していることが明らかです。不満だけでなく、60代女性はストレス、70代女性は疲労が溜まっている様子も伺えました。
オンライン座談会にて、仲良し夫婦と不仲夫婦の違いを探ったところ、仲良し夫婦はお互いに思い合って感謝の気持ちを言葉で相手に伝えている一方、不仲夫婦はそういった行動が見受けられませんでした。「感謝の気持ち」が仲良し・不仲を分けていました。コロナ前の「つかず離れず」「干渉しない」といった「自由があるかどうか」については、離婚を思い留まる理由にはなっていましたが、コロナ後の円満夫婦を築くには不十分と言えそうです。
■女性誌部数 No.1! 50代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「ハルメク」
1996年に 50代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「いきいき」として創刊。20周年を迎えた2016年5月号から、誌名を「ハルメク」にリニューアルしました。
50代からの女性が前向きに明るく生きるための価値ある情報をお届けしています。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載です。
2018年には公式WEBサイト「ハルメク WEB」もオープン。健康で美しく、アクティブなセカンドライフを応援するコンテンツを毎日発信しています。
誌面情報
ハルメク8月号(7月10日発売)では、「スマホをもっと便利に楽しく使うコツ」特集です。
スマホの基本的な操作だけでなく、シニア特有のスマホの悩みからスマホを便利に活用するためのアイディアまで幅広くご紹介しています。
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【調査背景】
女性誌部数No.1 の「ハルメク」は、長年シニアのインサイトについて調査・分析を行ってまいりました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、夫婦が一緒に過ごす時間が増えました。「コロナ離婚」「DV 被害の増加」「児童虐待」など家庭内に多くの影を落とすニュースが聞こえてきます。生きかた上手研究所では、夫婦関係や生活の経年変化だけでなく、外出自粛が老年の夫婦関係にもたらした影響を把握すべく「夫婦関係と生活に関する意識調査」を実施しました。
※調査主体の「(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
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【調査概要】
調査の方法:1web アンケート、2オンライン座談会 ※参考(2018 年):web アンケート
調査の対象:60~79 歳の既婚男女
有効回答数:1600 名(男性 300 名、女性 300 名)、213 名(男性 5 名、女性 8 名)
※参考(2018 年)437 名(男性 200 名、女性 237 名)
調査実施日:12020 年 5 月 22 日~25 日、22020 年 6 月 8 日~9 日 ※参考:2018 年 1 月
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」
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