“「介護」「家族」にも潜む、「アンコンシャス・バイアス」” 「介護」について経験者はポジティブに、未経験者はネガティブに捉える傾向に。親子で介護について話しているのはわずか3割。

9月18日(月・祝)は敬老の日、親子で老後について考えてみませんか?ダスキン ヘルスレント 「親子で向き合う介護レポート 2023」

株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市、社長:大久保 裕行)が展開するヘルスレント事業※は、9月18日(月・祝)の「敬老の日」を前に、60代〜80代の親世代1,000人、20代〜50代の子世代1,000人の計2,000人を対象に介護に対するアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に関する実態調査を行いました。

本調査は、ダスキン ヘルスレントが「#いま親のいまを知ろう」をコミュニケーションワードに、いつか直面する介護 への備えとして、今から準備することの大切さをご紹介するプロジェクトの第二弾です。昨年発表した第一弾では、親も子もお互いを気遣うばかりに親の「老い」に向き合えない親子関係が明らかになりましたが、今回は、お互いを思う気持ちのすれ違いだけでなく、その根底にあるアンコンシャス・バイアスが介護や介護にまつわるコミュニケーションの妨げになっているのでは、という仮説のもとに調査を行いました。

※ヘルスレント事業:シニアライフの安心と快適な暮らしのサポートを目的に、主に介護保険制度が適用される介護用品・福祉用具のレンタルや販売を行う事業。

<調査結果のトピックス>

▶介護経験者の方が「親孝行」「恩返し」「家族の絆」など、介護をポジティブに捉える傾向・・・(P3)

介護のイメージは「負担が大きい」「つらい」などがある一方で、介護経験者は「親孝行」「恩返し」と捉えている。

▶いざ介護状態、できるだけ自立したい親、家族で介護したい子。親子間の介護バイアス・・・(P4)

介護状態になったら、親自身は「できるだけ自立」「外部サービスを利用」と望むも、子世代は「家族で介護」と考える。

▶親子の終活問題 お墓やお金の話はできても、「介護」の話はお互いしづらい・向き合えない・・・(P5)

「お墓」(親世代59.1%、子世代54.6%)や「お金」(親世代54.9%、子世代55.9%)については話せても、 「介護」については親世代(25.4%)も子世代(38.9%)もお互いなかなか話せない。

▶「介護は家族の問題」という思い込み 男女で意識差がみられる家族観バイアス・・・(P6)

「家族が介護をすることは家族愛や親孝行の表れ」「家族に介護してもらえる方がうれしい」と考えがちな男性。

▶昭和女子大学総長 坂東眞理子さんに聞く、

「介護への思い込み(アンコンシャス・バイアス)」に捉われない親子のマインドセットとは・・・(P10)

▶(番外編)親世代の呼び方・呼ばれ方・・・(P11)

 親世代に自分が呼ばれた呼称に対し年齢を感じた呼ばれ方を聞くと、「高齢者」(44.6%)、 「おじいちゃん」(42.2%)、「シニア」(41.8%)、「年寄り」(39.9%)、「おばあちゃん」(39.3%)の順となりました。

 

■ダスキン ヘルスレント 「親子で向き合う介護レポート 2023」調査概要

●調査時期:2023年6月29日(木)〜6月30日(金)

●調査対象:合計2,000人対象

親世代=自身の年齢が60代〜80代で別居の子どもがいる男女1,000人

(介護経験あり500人・なし500人)

子世代=自身の年齢が20代〜50代で60代〜80代の別居する親がいる男女1,000人

(介護経験あり500人・なし500人)

●調査方法:インターネット調査

●調査委託先:マクロミル

※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

このアンケートを受けて

介護状態になったら、親自身は「できるだけ自立」「外部サービスを利用」と望むも、子世代は「家族で介護」と考える。という意見について、私自身も近い考えではあります。しかしながら家族で介護を思い描いていても実際の介護がどのようなものなのか、親も子も理解していない場合も多く、子育て同様個々の感性や状況によっても違うことも理解しておいていただきたいと思います。

「お墓」(親世代59.1%、子世代54.6%)や「お金」(親世代54.9%、子世代55.9%)については話せても、 「介護」については親世代(25.4%)も子世代(38.9%)もお互いなかなか話せない。という結果についても自分も子世代も何が介護というのかも難しい問題であると思います。

まずは介護ってどんなもの??という一歩としてぜひおとなナビ・親のことが心配になった世代にの記事を参考にしていただきたいと思います



関連記事