親が高齢であると親の生活やこれからのこと、子である自分は何をすれば良いのか、考えたことはありますか?
親が高齢であるとこれから様々なことが考えられます。
元気そうに見えても高齢の親が倒れる可能性は低くありません。万が一があってからでは遅いです。
「ちゃんと準備をしておけばよかった」そんな後悔をしなくても良いように緊急事態に備えて早いうちから準備をしておくことが大切です。
親が病気で倒れたら?
親が倒れたという連絡は前触れもなく突然やって来ます。
突然のことにパニックになるかもしれませんが、まずは気持ちを落ち着かせ、冷静になりましょう。
緊急な状態であればまずは救急車を呼ぶ事が大前提。元気なうちに「救急相談窓口」が存在してるのかを「地域名 救急相談窓口」と検索をして、確かめておくようにしましょう。
また、各都道府県の「医療情報ネット」を確認すれば、夜間・休日に開いている地域の病院などの情報を得ることができます。緊急時にも慌てないように、対応するようにしましょう。
介護が必要な状態になったら?
親が病気になり、完治しなかったり、後遺症が残った場合などは介護が必要になります。
医者から介護が必要と言われた時や介護がいざ始まるという時は各地域にある介護の相談窓口、地域包括支援センターに相談にいき、要介護認定を受けるようにしましょう。
そして介護のスケジュール、どのような介護体制で親の介護をするのか、介護の専門家であるケアマネージャー、地域包括支援センター、家族・親戚と相談することが大切です。詳しくは↓↓
突然亡くなってしまったら?
起きたら親の反応がない。病院に入院していたらそのまま症状が悪化し、亡くなってしまう。高齢の親をお持ちの方はこのような事例も少なくありません。親が亡くなってしまった時は、一旦気持ちを落ち着けましょう。
そして、次のように行動してください。
①医者からすぐに死亡診断書ををもらいます
②葬儀社を決めるなど、葬儀の準備をします
③遺体の搬送をします←葬儀社にお願いできます
④お通夜・お葬式の打ち合わせをします
⑤死亡届を市町村役場に届け出をします(葬儀社に代行してもらうことも可能)
⑥火葬許可書の手続きの申請をする (葬儀社に代行してもらうことも可能)
⑦お通夜
⑧葬儀・告別式
⑨火葬
高齢の親はいつ病気を発症するか、介護が必要になるか、この世を 去るのかわかりません。親が元気なうちに以下の準備をお勧めします。
親の身の回りのものを整理しておく
親が認知症になったり、意識不明の重体など意思の疎通が効かない状態に陥ってしまうと親の周りの通帳、印鑑などがどこにあるのか子もわからなくなります。親が元気な今のうちから親の身の回りのものを整理、確認しておくようにしましょう。
①護保険証、健康保険証はどこにあるのか②親の通帳、印鑑はどこにあるのか
③のお金周りのこと(資産、借金、ローンなど)お金のことですから中々話しにくいことではありますが、「親友の親が病気で倒れて、お金が下ろせなくなり大変なことになったんだって」などの切り口から聞いてみるのがおすすめです。
無理矢理聞こうとすると関係が悪化してしまう場合も多いようなので、早いうちから親とのコミュニケーションを意識的にとり、身の回りのことを確認しておくようにしましょう。
高齢の親に緊急事態が発生した時に、自分の考えと家族・親戚との考えが全く噛み合わず、親の今後のこと、お金のこと、誰が面倒をみるかなどを巡り、揉めてしまうケースが多々あります。そうならないためにも親のことについて家族・親戚と親がまだ元気な早いうちから話し合いをしておくことが大切です。
以下の事を話し合っておく事をお勧めします。
①護や入院したときには誰が主として親の世話を担当するのか、分担はどうするのか
②親が自分でお金の管理ができなくなった時、誰が親のお金の管理をするか
③の入院費用、介護費用の分担はどうするか
親のことが心配になったら 学んでおきたい準備は? ←参照