2022年12月度 高額保険金お支払い事例「犬の脾臓腫瘍ほかに約60万円」:ペット保険「PS保険」調べ

ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2022年12月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の脾臓腫瘍」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。

■2022年12月度 月間高額保険金お支払い事例
 2022年12月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。

事例種類病気・ケガの種類お支払い金額
1脾臓腫瘍
  肝酵素上昇など
約60万円
2僧帽弁閉鎖不全症
  高血圧症など
約60万円
3僧帽弁閉鎖不全症約50万円
4膀胱炎
  尿管結石など
約45万円
5無気肺約40万円

※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しています。
 ※個別の契約に関してはお答えいたしかねます。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
 ※2022年12月1日~2022年12月31日に保険金支払手続きを行った事案について掲載しています。
 
 一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
 
 ■平均的な保険金お支払い事例
 保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットの膀胱炎の診療をご紹介します。
 膀胱炎の事例

事例種類病気・ケガの種類お支払い金額
1膀胱炎約37,000円

上記金額は、1,000円未満を切り捨てています。


 ■高額診療「犬の脾臓腫瘍」を獣医師が解説
 2022年12月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の脾臓腫瘍」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
 
 脾臓腫瘍とは、どんな病気なのか
 腫瘍には良性と悪性があり、悪性のものを「がん」と呼びます。脾臓(ひぞう)にできる悪性腫瘍(がん)には、「原発性脾臓がん」と「転移性脾臓がん」があります。原発性脾臓がんは脾臓の組織から発生し、転移性脾臓がんは、脾臓以外の場所から、がん化した細胞が脾臓に運ばれ、脾臓にも病巣を作るものです。
 犬の原発性脾臓がんで一番多いのは血管肉腫です。
 
 事例の犬の脾臓腫瘍の通院日数、入院日数、手術回数について 

種別
傷病脾臓腫瘍
通院日数18日
入院日数18日
手術回数1回

 ※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。
 
 犬の脾臓腫瘍の診療内容
 ※下記の内容は、犬の脾臓腫瘍の一般的な診療についての記述であり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。
 
 検査
 ・問診、視診、触診
 脾臓腫瘍は、がんの大きさや広がり方などにより症状が異なります。その中には特異的な症状が見られず、健康診断で偶然発見される場合も少なくありません。症状がある場合は、飼い主さんに愛犬の症状が始まった時期やきっかけ、日常生活での様子などを伺います。
 
 ・血液検査
 採血により、貧血の有無や赤血球の形状などを観察します。
 
 ・画像検査
 レントゲン検査や超音波検査、CT検査により、脾臓がんの状態や脾臓の血腫(血液が貯留して腫れている部位)の有無を確認します。また、ほかの臓器やリンパ節への浸潤(周囲に広がっていくこと)や転移についても確認します。
 
 ・細胞診、病理検査
 病巣部に細い針を刺して、中の細胞を少し取って顕微鏡で腫瘍の状態を鑑別してみる場合があります。しかし、最終的な診断は外科的に病巣部の一部を摘出してから行う病理検査の結果で判断されます。
 
 治療法
 脾臓がんの一番の治療法は外科治療ですが、ほかの臓器やリンパ節に浸潤、転移している場合や、肝臓全体にがんが広がっている場合では外科治療を選択できないため、内科治療を行うことになります。
 
 ・内科治療
 化学療法(抗がん剤治療)を行います。外科治療と併せて行う場合もあります。
 
 ・外科治療
 通常は、病巣部の切除ではなく、脾臓の全摘出が選択されます。外科治療は全身麻酔下で行うため、術前検査として血液検査や胸のレントゲン検査を行います。
 
 予後
 脾臓腫瘍の症状や予後は、腫瘍の種類や悪性度以外にも、腫瘍の大きさや血腫の有無などによって異なります。一般的に血管肉腫は悪性度が非常に高く、回復の見通しはあまり期待できません。
 
 まとめ
 愛犬がシニア期に入ったら、血液検査による健康診断に画像検査も加えると、脾臓腫瘍の早期発見が期待できます。脾臓腫瘍は、良性であっても外科手術が必要になるケースが多いため、かかりつけの先生やご家族とよく話し合って治療に臨みましょう。
 

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