新国立劇場(東京都渋谷区)では、開場25周年シーズンの締め括りに、プッチーニ永遠の青春オペラ『ラ・ボエーム』を大野和士指揮で上演いたします。『ラ・ボエーム』はパリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの儚い愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いたラブストーリーです。パリの町を俯瞰するような粟國淳演出の舞台は豪華にして繊細で、愛と喪失の物語を映画のように描き出します。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。世界中で愛される『ラ・ボエーム』は、初めてのオペラ鑑賞にもお勧めです。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
『ラ・ボエーム』2020年公演より 撮影:寺司正彦
美しくも儚い永遠のラブストーリー。
日本人の“好きなオペラ”ランキング1位も獲得した名作!
『ラ・ボエーム』2020年公演より 撮影:寺司正彦
19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの純愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ『ラ・ボエーム』。プッチーニならではの甘美な音楽がとびきりロマンティックな物語を紡ぎ出します。
クリスマス・イブのパリ、詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のミミが灯りの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。カルチェ・ラタンで恋を謳歌する若者たち。しかし2月の雪の日、ロドルフォは病のミミを救うため別れを決意する――。
「冷たき手を」「私の名はミミ」の名アリアによって綴られる第1幕のロドルフォとミミの出会いのシーンは、数あるオペラのラブシーンの中でも最も美しくロマンティックな、決定的名場面。華やかなパリ、カルチェ・ラタンの賑わいを描いた第2幕、雪の降りしきる中、別れを決意した恋人たちの美しくも悲しい四重唱、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。パリの町をドローンで俯瞰するような粟國淳の繊細な演出は、丁寧な心理描写で若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘います。
永遠のラブストーリーとして不動の人気を誇る『ラ・ボエーム』は、かつて「音楽の友」誌の読者アンケート投票でも、“好きなオペラ”ナンバーワンを獲得した作品です。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。
大野和士指揮にフレッシュな招聘キャスト、実力派国内キャストも充実!
『ラ・ボエーム』出演者 上段左からA.マリアネッリ、S.コステロ、須藤慎吾、V.マストランジェロ、 駒田敏章、F.レオーネ、大野和士
ヒロインのミミ役にはヨーロッパで活躍し、ボローニャ歌劇場での同役も絶賛されたアレッサンドラ・マリアネッリ、コケティッシュなムゼッタ役にはヴァレンティーナ・マストランジェロと、イタリアから伸び盛りのソプラノが来日。ミミの恋人ロドルフォにはメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍中のスティーヴン・コステロが登場。ムゼッタの恋人マルチェッロには、日本人離れしたスケールの表現が持ち味の須藤慎吾、ボヘミアン仲間ショナールには駒田敏章、コッリーネにイタリアからフランチェスコ・レオーネが出演します。
指揮は、若き日に名指揮者ジュゼッペ・パタネーの薫陶を受け、「これ以上ない純愛物語」と『ラ・ボエーム』を心から愛する新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が、「新しい時代の狼煙を上げたい」と自ら当たります。
『ラ・ボエーム』ものがたり
『ラ・ボエーム』2020年公演より 撮影:寺司正彦
クリスマス・イブのパリ。若くて貧しい芸術家4人が住む屋根裏部屋で詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のお針子ミミが蠟燭の火をもらいに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。画家マルチェッロも元恋人のムゼッタとよりを戻し、若者たちは恋を謳歌する。2月の雪の日、ロドルフォは胸を患うミミを救うために痛恨の別れを決意する。数か月後、ミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれ、愛するロドルフォの傍らで息を引き取る。
オペラ『ラ・ボエーム』ダイジェスト映像
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ウェブサイトをご覧ください。
公演情報WEBサイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
新国立劇場開場25周年記念公演 2022/2023シーズンオペラ 『ラ・ボエーム』
【公演日程】2023年6月28日(水)19:00/30日(金)14:00/7月2日(日)14:00/5日(水)14:00/8日(土)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:大野和士/演出:粟國淳/ミミ:アレッサンドラ・マリアネッリ、ロドルフォ:スティーヴン・コステロ、マルチェッロ:須藤慎吾、ムゼッタ:ヴァレンティーナ・マストランジェロ、ショナール:駒田敏章、コッリーネ:フランチェスコ・レオーネ ほか/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
【チケット料金】 S:24,200円 ・ A:19,800円 ・ B:13,200円 ・ C:7,700円 ・ D:4,400円・ Z(当日のみ):1,650円
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィスhttps://nntt.pia.jp/
※WEBボックスオフィスでは、ご自身で座席を選びながらチケットをご購入いただけます。学生(5%)、ジュニア(20%)、高齢者(5%)割引チケットもお取り扱い中。
※新国立劇場当日券は、学生・生徒の方は50%割引となります(D席・Z席除く)。ボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。
【アクセス】京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結
※7月2日(日)14:00公演はライブ/オンデマンド配信を行います。ライブ配信:3,300円/オンデマンド配信/1,980円
新国立劇場について
新国立劇場
新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
2022年10月、新国立劇場は開場25周年を迎えました。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
新国立劇場 オペラパレス
【お客様からのお問い合わせ先】
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)