【自然回帰で現代人が失った体温を取り戻す】調査考察

大規模アンケートで判明 日本人の10人中9人が知らなかった生活習慣の落とし穴とは

一般社団法人重炭酸温浴NO療法普及協会

この度、重炭酸温浴で高齢者が病気にならない健康社会を目指す一般社団法人重炭酸温浴NO療法普及協会(所在地:東京都新宿)は、40歳以上の男女を対象に、「体温・体調・化学洗剤に関する認知度調査」を実施し、調査結果を元に、現代人の生活と健康に対する傾向の考察を発表致します。

  • はじめに

日本人特有の不調「冷え」。冷えを招くとされている血流低下の原因となる様々なストレスの中で、清潔好きな日本人が日常的に大量消費し続けている化学物質の影響について、全国40代以上の男女1,127名を対象にインターネットアンケート形式で認知度調査を実施しました。

その結果、回答者の実に9割が、冷えの実態と冷えの意外な原因について知らずにいることがわかりました。

なぜ現代人は冷えるのか、その原因の一つとして、化学物質のストレスについて意識することが、多くの現代日本人を悩ます「冷え」を解決する第一歩になるかもしれません。戦前の自然環境から離れ、公衆衛生の行き過ぎた向上と引き換えに招いた化学物質によるストレスについて、いまこそ考えてみる価値があるかもしれません。

  • 冷えは現代に生きる私たち日本人特有の悩み

現代日本人にとって、「冷え」は身近な悩みの一つです。今から60年ほど遡る昭和中期に調べた日本人の平均体温は、その7割以上が36.9±0.3℃の範囲にありましたが(町野龍一郎:臨床検温法に関する研究、1959年より)、戦後の日本人の平均体温は下がり続け、現在では男女ともに36℃台に届かない人も多くみられ、およそ1℃も低下してしまったようです。

『西洋医学には冷え性という病名もなく病院に冷え専門科目もないのを知っていましたか?』というアンケートの質問に対して、『知らなかった』と答えた人は全体の88.1%

約9割の方が私たち日本人にとっては身近な問題である「冷え」が、日本人特有の不調であることを知りませんでした。

  • 体温が1℃下がると、代謝も免疫も大幅に低下し、様々な病気のリスクを招く。

冷えは万病の元なのです。

 私たち人間は本来深部体温を37.0±0.5℃の範囲に維持する恒温動物であり、体は37℃で正常な生命活動を営むようにできているので、体温が1℃も下がってしまうと、細胞の機能や酵素の反応などもうまく働かなくなってしまう恐れがあります。

代謝が落ちて免疫機能が下がり、がんや心疾患、脳血管障害などの生活習慣病、統合失調症やうつ病などの精神疾患、アトピーなどのアレルギーや自己免疫疾患、不妊症など、様々な不調や病気を招くと考えられています。

  • 10人に9人が知らなかった!日本人の清潔好きが体温低下の原因になっていること

ストレスは、交感神経を刺激して血管を収縮させ、血流を低下させると言われています。

 ストレスの原因は、過重労働や運動などによる「身体的ストレス」、人間関係や仕事上のトラブル、身内の死などで受ける「精神的ストレス」の他に、紫外線や騒音などの「物理的ストレス」、ウイルスや細菌など病原微生物による「生物学的ストレス」等がありますが、日常的にもっとも身近なストレスが、化学物質や残留塩素などの「化学的ストレス」であることを、今回の集計でも多くの日本人が知りませんでした。

特に、全身の皮膚が無防備になる毎日のお風呂タイムにボディソープで全身を洗い、シャンプー・トリートメントで髪を洗う。その積み重ねこそが、化学物質や残留塩素による「化学的ストレス」を日々蓄積し、結果的に気づかないほどの身体へのストレスで交感神経を刺激し、体温に大きく影響している可能性が否定できなくなっているのではないでしょうか。

お肌は強固な角質皮脂バリアで免疫組織を作って外敵から体を守っているとされていいますが、戦後の入浴において化学洗剤の界面活性剤による洗い過ぎがバリアのセラミドを必要以上に抜いてしまい、バリアにクラック(亀裂やひび割れ)が空き、バリアが破壊されやすくなってしまいます。

皮脂バリアが壊れたお肌からは、残留塩素や化学洗剤の化学物質が容易に浸透し、皮下脂肪組織に溶解蓄積し、交感神経を優位にして「化学的ストレス」を気づかないレベルで与え続け、血流を低下させて日本人の冷えを招く原因になっていると言われています。

 戦前の日本人の体温と、現代の日本人の体温の差は、こんなところにあるのではないでしょうか。

  • 正しい“NO-POO”は日本人が失った体温を取り戻す第一歩

世界のほとんどの国では、法律で定める水道水の塩素殺菌剤濃度は0.1ppm以下であり、かつ塩素を殺菌剤として使用する国も少なくなっているのに対し、日本の水道水の塩素殺菌剤濃度は0.1ppm以上と定められ*、上限がないため、各自治体は世界水準の約15倍もの平均1.5ppmの残留塩素濃度を示し、肌や髪のトラブルだけでなく、「化学的ストレス」で血流低下や冷えの原因にもなっていると言われます。

 (残留塩素は、アスコルビン酸(ビタミンC)で瞬時に分解除去されることがわかっています。)

*厚生労働省 水道法より

  • まとめ

ヨーロッパや米国の人はもともと化学洗剤は週に2~3回しか使わず、普段はお湯のみのシャワーで体が臭えばコロンをつけるのが文化ですが、日本人は清潔好きで週に7~8回もシャンプーなどの化学物質を含んだ洗浄剤で洗い過ぎるほどの洗浄を習慣としています。

清潔好きは悪いことではありませんが、化学洗浄剤を使った洗い過ぎは、皮脂バリアを破壊して体に化学ストレスを与え続け、ストレスホルモンが海馬で吸収されて脳を破壊したり血流を下げ(交感神経の作用による血管収縮)、冷えが生じるリスクになってしまうのではないでしょうか。

ですが、そのことを多くの日本人が認識していない事実を、今回のアンケート調査結果が示しています。まさかこんなところに不調の原因が隠れていたとは、あまりに身近過ぎて気づかない人が多いのも無理はないでしょう。

 化学洗剤が体を守るバリアを破壊し体を冷やしているであろう今の生活習慣をまずは意識してみるといいのではないでしょうか。

紀元前4世紀のギリシャの医聖・ヒポクラテスの名言、(人は自然から遠ざかれば病気に近づく)というのがあります。近代科学が生み出した化学物質から少しだけ離れてみること、そんな自然洗浄への回帰が健康への第一歩となるかもしれません。現代を生きる21世紀の新しい生活習慣へ、わたしたち日本人にこそ必要なのかもしれません。

【一般社団法人重炭酸温浴NO療法普及協会】

本社:東京都新宿区西新宿8-14-18シミズビル7F

代表:理事 小星 重治(コボシシゲハル)

設立: 2018年8月3日

WEBサイト:https://jyutansan-therapy.org/

事業内容:

1)重炭酸N.O.(Nitric Oxide)療法の研究、医学的・美容学的効果の検証、その効果の機序の明確化、臨床的な実証及び普及事業

2)日本各地の自然炭酸泉の効果効能の立証並びにその国内及び海外への広報活動

3)重炭酸N.O.(Nitric Oxide)療法が国民の健康づくりのインフラとして活用できる仕組みの構築

自然炭酸泉及び周辺の自然環境の整備、保護

4)自然炭酸泉を有する地域のブランディング、地域活性化のための活動

5)人材育成、教育啓蒙活動

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