<調査> 50代に聞いた年金受給に関するアンケート調査 年金受給開始時期は4割が未定、35パーセントが「65歳」

約6割が年金支給額を「把握していない」と回答

■調査結果要約

①年金受給開始時期は4割が未定、35パーセントが「65歳」

②約6割が年金支給額を「把握していない」と回答

③「ねんきん定期便」等の公的サービス、「知っているが活用していない」との回答が最多

④公的年金以外の老後資金は「貯蓄」が55パーセントでトップ

■調査概要

調査期間:2023年11月30日     

調査手法:インターネット調査        

調査地域:全国(日本)                   

調査対象:50歳~59歳、男女

サンプル数:2,000人

調査会社:アイブリッジ株式会社

■調査結果

「繰上げ受給」と「繰下げ受給」について約8割が認知

公的年金(国民年金、厚生年金)の受給開始は原則65歳ですが、60歳~64歳までに受給を開始する「繰上げ受給」や、66歳以降に受給を開始する「繰下げ受給」を選択することも出来ます。このことについて知っているかを質問しました。その結果、「知っている」との回答が78パーセント、「知らない」との回答が22パーセントとなり、認知率が約8割であることがわかりました。

年金受給開始時期は4割が未定、35パーセントが「65歳」

次に「何歳から公的年金を受給する予定ですか」と質問したところ、「未定」が40パーセントで最多の回答を集めました。決めている方の中では「65歳」(35パーセント)が最も多く、以下「66歳~75歳」(13パーセント)、「60歳~64歳」(12パーセント)と続きました。

約6割が年金支給額を「把握していない」と回答

続いて「自分が将来、受け取る公的年金のおよその金額を把握していますか」と尋ねました。その結果「把握している」との回答が42パーセントで、「把握していない」との回答が58パーセントとなりました。約6割の方は将来、自分が受け取る年金支給額を把握していないことが明らかになりました。

「ねんきん定期便」等の公的サービス、「知っているが活用していない」との回答が最多

また、日本年金機構や厚生労働省が年金額の把握などに活用できる「ねんきん定期便」、「ねんきんネット」、「公的年金シミュレーター」などのサービスを提供していますが、これらについて知っているかを聞いたところ、最も多かった回答は「知っているが活用していない」(46パーセント)でした。次に「知っており活用している」(30パーセント)が続きました。また、「知らない」との回答も24パーセントに上りました。

公的年金以外の老後資金は「貯蓄」が55パーセントでトップ

最後に「公的年金以外に老後資金を蓄えるために行っているものはありますか」と複数選択可で質問しました。その結果、「貯蓄」が55パーセントでトップとなりました。2位は「なし」との回答で29パーセント。以下、ほぼ同じ割合で「個人年金保険」(18パーセント)、「NISA」と「株式や債券などへの投資」(ともに17パーセント)が続きました。

■植田 将一(Ueda Keisho Corp. 代表取締役)の解説

老後2,000万問題の解決策の1つとなる可能性がある新NISAスタートが目前ということもあり、年金に一番関心が高いであろう50代に絞り、今回の調査を行いました。

昨今は60歳以降も働く元気な方々が多いため、年金をいつから受給するのかをまだ決めていない方や、年金に頼らず自分の身は自分で守るなど自身で資産形成、資産運用の対策をされている方が10年前と比較すると増えたと感じます。

新NISAを含め、中長期の資産形成は私たちの将来の生活を突発的なリスクから守り、未来の安定や夢の実現に向けての重要なステップの1つとなります。

この調査結果をきっかけにされて、ぜひ皆さんの家計全体のライフプランや金銭管理について見直しをされてみてはいかがでしょう。

■植田 将一 プロフィール

植田 将一(うえだ しょういち)

Ueda Keisho Corp.

代表取締役

ファイナンシャルアドバイザー兼投資家

1978年3月生まれ、山口県下関市出身。マレーシア・クアラルンプール在住。

豊かになれる働き方や、お金の正しい働かせ方などを教えない日本の教育の在り方に疑問を持ち、「資産形成アドバイザー」、「心とお金を整えるサポーター」として独立。アドバイザー歴も10年目を迎える。

自身が現役アドバイザーとして、これまで1,000名以上のクライアントサポートの実績と経験済み。サポートしたクライアントの中に、ブラックな働き方から離脱した方や、FIREやFIRE可能状態(セミリタイヤ)になっている方々も多数。

ファイナンシャルプランナー(AFP以上)の資格を保有する日本在住スタッフと連携し、各クライアントにあったライフプランニングと個別サポート業務、それに付随する講座運営やコンテンツ提供を行っている。現在は家族でマレーシア移住し4年目。自身が時代にあった働き方を実践している。

また、現在はクライアントサポートの一環として、「時間の切り売りの人生から離脱させFIREへ導く」コンテンツ提供に力を入れている。

https://ueda-kei-sho.com/book?utm_source=FBAds

■会社概要

会社名:Ueda Keisho Corp.

所在地:Office 31, Jamie Business Centre 3, Unit No. 5-05 (Office), Level 5,

    Labuan Times Square, Jalan Merdeka, 87000 Federal Territory of Labuan, Malaysia.

代表者:代表取締役 植田 将一

設 立:2021年7月

事業内容:マーケティング事業、コンサルティング事業

URL:https://www.uedakeisho.com/

関連記事

  1. 川島博士監修 ミシンで脳トレ!世界初、スイングミシン機構(特許申請中)!50代からの大人向けミシンを新開発!『孫につくる、わたしにやさしいミシン』2月下旬に新発売 シンプルで軽量、目にやさしく、特許申請中の新機能、使う人をいたわる、優しさ満載

  2. 新型コロナウイルス感染予防のために、高齢者も外出を控えざるを得ない状況が続き、運動不足が心配されます。 そこで、習志野市では、ご家庭で簡単にできる体操などの短尺動画を新たに撮影して、市のホームページより発信します

  3. 【高齢者ドライバーの事故を減らす取り組み】ドライブレコーダーの無料貸し出しサービスを開始

  4. 新しい納骨堂の形・継承者への負担を軽減した水と光の納骨堂『Argha(アルガ)』

  5. 実家じまいのきっかけと大変さとは?経験された方にアンケート!

  6. この夏、シニアの帰省・旅行は「行く」「行かない」が相半ば ~コロナ禍2年余で旅行需要、徐々に回復 「旅行する」派の主流は60代?~

  7. 十四代3種類飲み比べ付き9,142円→7,300円数量限定スペシャルコース「富士喜商店」〜47都道府県の日本酒がすべて勢揃い〜

  8. スマートフォン向け助けあいアプリ「May ii(メイアイ)」の利用エリアを日本全国に拡大 「移動に困って助けを求める人」と「手助け可能なサポーター」をつなぎ、心のバリアフリーを実現

  9. 【LINEリサーチ】お年寄りだと思う年齢の全体1位は70~74歳、10代・20代では60代からお年寄りと認識する傾向 年齢にギャップを感じる有名人1位は「明石家さんま」、次いで「水谷豊」「竹内まりや」

  10. 健康長寿をめざすためのスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」をリリース!

  11. 【ラクしてきれいな新定番】シニアにも介護にも嬉しい。汚れたら捨てるだけ!洗濯いらずのトイレマットが新発売

  12. 5年前の衝撃が再び!〈人生100年時代のヒロイン草笛光子〉シニア世代の新おしゃれバイブル待望の第2弾!「草笛光子 90歳のクローゼット」 2月3日(金)発売

カテゴリー

  1. 『サルコペニア』ってご存知ですか?

  2. 【ココス】ココス「2024秋冬グランドメニュー」スタート!毎日通い…

  3. 【限定抹茶バターサンド】12秒に1つ売れた大人気お取り寄せスイーツ…

  4. 毎年「敬老の日」にお祝いをしている人は2割以下?「敬老の日」に代…

  5. 9月16日 敬老の日特別イベント!豪華ランチと楽しむ野球観戦

  1. “自称認知症”が急増中! 累計70万部の著者最新刊『脳…

  2. “おいしく”環境問題に取り組む、株式会社FARMER YOU(ファーマーユ…

  3. 認知症チェック 10 帰省時がチャンス! 

  4. 仏壇を処分する手順とポイント

  5. 父の家はゴミ屋敷!最悪の事態を招く前にすべき対策とは?

  1. 親の事が心配になってきたらまず読む 「介護施設の入居にあたって…

  2. 親のことが心配になったら  親が倒れた時どうする?今準備できる…