【概要・背景】
「上諏訪温泉 しんゆ」は諏訪湖畔に佇む癒しをテーマにした宿です。2011年4月にオープンし、今年で10周年を迎えたことを記念し、現在2期に分けて全館リニューアル工事を行っております。第1期工事では以前よりSDGsの17の目標の一つである「人や国の不平等をなくそう」という観点から力を入れているユニバーサルデザインサービスに特化した内容の工事を行いました。ユニバーサルデザインとは障がいの有無などにかかわらず、全ての方が利用・生活しやすくなるよう取り組む設計のことです。
8月に露天風呂付き「ユニバーサルデザインルーム」8部屋が、9月には車椅子のまま入浴できる「昇降式貸切温泉」とオストメイト対応の「多目的トイレ」が完成致しました。当館は元々ご高齢の方のご利用も多く、ご高齢の親御様との最後のご旅行に選んでいただくこともあります。「折角選んでいただいたからには不自由なくご快適にお過ごしいただきたい」という思いから今回ユニバーサルデザインに特化したリニューアルを行いました。私共の取り組みで健常者、障がい者、年齢問わず、どなたでも使いやすくご快適にご利用いただけたら幸いです。
【昇降式貸切温泉】
「昇降式貸切温泉」は専用の車椅子を利用することで車椅子のまま入浴が可能です。専用の車椅子をフラットになった湯船の床まで移動し、レバーを引くと床が下に下がると同時に温泉が流れてくる仕組みになっており、車椅子の方でも温泉のご入浴を愉しめます。
【露天風呂付きユニバーサルデザインルーム】
諏訪湖を望む8部屋の露天風呂付き客室は段差などを無くしたユニバーサルデザイン仕様で、障害の有無にかかわらずどなたでもご利用いたけます。車椅子移動でも不自由のない、広々とした客室でご家族皆様4名様までベッドでお休みいただけます。(内1台は電動ベッド)
その他、スイッチに点字と多言語表示、入り口の手すりやスロープ、トイレや洗面台も車椅子でも利用しやすい工夫をするなど、ユニバーサルデザイン仕様となっております。
また使いやすさだけでなく、お部屋のデザインにも拘っております。お部屋を彩るパネルと襖は東欧の水墨画家が描いたパーツをしんゆオリジナルに組み合わせて諏訪湖の美しい姿を京和紙に描いた傑作です。露天風呂は組子細工を施した障子を目隠しとして使用しています。室内のファブリックなども海外から取り寄せたものを組み合わせて作られた唯一無二のこだわりです。
和モダンの贅沢な空間でくつろぎながら、眼下に広がる諏訪湖にゆったりと癒される時間をご堪能ください。
【客室タイプ】
8月にリニューアルした客室は下記の3タイプです。
・美湖の雫 露天風呂付き客室 最上階スイート【湖側7階】
・美湖の雫 露天風呂付き客室 スイート【湖側6階】
・美湖の雫 露天風呂付き客室 セミスイート【湖側5階】
【お部屋の詳細はこちら】https://www.kamisuwa-shinyu.com/room/
【ご予約はこちら】https://www.kamisuwa-shinyu.com/reserve/step1?gid=60&date_tba=1
【多目的トイレ】
1階のロビーに設置された多目的トイレは、車椅子・オストメイト対応のトイレで、中にはベビーベッドも用意されている為、幅広い方が多目的に使用できます。
【上諏訪温泉 しんゆ】
2011年4月にオープンし、今年で10周年を迎えた諏訪湖畔に佇む癒しの宿。諏訪湖一望の客室と自家源泉「美翠源泉」注ぐ畳敷きの温泉で癒しのひとときをお過ごしいただけます。館内にはCGと音楽を融合したヒーリングアートも設置。
お食事は【個室料亭】にて地産地消の創作和会席を一品一品提供。宿泊者限定で諏訪大社四社を巡る無料参拝バスも毎日運行しております。
【上諏訪温泉 しんゆ】https://www.kamisuwa-shinyu.com/
【合資会社 親湯温泉】
長野県の蓼科と上諏訪で3つの温泉宿を経営。本館の蓼科 親湯温泉は大正15年創業の温泉宿。2019年4月に100周年カウントダウンプロジェクトの一環として明治、大正、昭和期の蓼科の軌跡を残すべく、当時この地区の文化の中心であった姿を表現した全館リニューアルを敢行。また姉妹館として2011年4月に上諏訪温泉 しんゆが、2016年6月には萃sui-諏訪湖が諏訪湖畔にオープンしました。