門真市の認知症への理解を深めるための取り組み
人生100年時代と言われる中、門真市では約3人に1人が65歳以上の高齢者です。年を重ね老いていく過程で、認知症は誰にでも起こり得る身近な病気です。他人事と思わずに、自分や家族に発症したらどうずればよいのかを考え、正しく理解することからはじめませんか。
9月は「世界アルツハイマー月間」、9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。
門真市では認知症の人が安心して暮らせる社会をめざし、認知症への理解を深めるためにさまざまな取り組みを行っています。
グループホームソラストれんか門真(三ツ島 1-17-10)にて
- もしかして…?と思ったらかかりつけ医またはお近くの地域包括支援センターへご相談ください
◆地域包括支援センター
介護・福祉・健康・医療などの面から高齢者を支えるために設置された総合相談窓口です。
- 門真第1地域包括支援センター06(6780)0808
- 門真第2地域包括支援センター06(6906)7077
- 門真第3地域包括支援センター072(800)0825
- 門真第4地域包括支援センター072(887)6540
- 門真第5地域包括支援センター072(883)3334
◆認知症相談コーナー
認知症地域支援推進員
認知症地域支援推進員が相談に応じます。
相談日時 月曜日午前10時~正午、午後1時~3時
※1人1時間。要予約
予約・問合先 くすのき広域連合門真支所(高齢福祉課内)☎06(6780)5200
門真市公式LINEからも予約ができます。
https://page.line.me/?accountId=kadoma_city
◆オレンジ夢リング
認知症サポーターにお渡しするオレンジ夢リング
オレンジ色は認知症サポーター、黄色は認知症の人や高齢者、白色は若い人たちが、お互いが支え合っている地域を三つ編みリングで表現しています。
このリングには「街のみんながつながり合うことで、認知症になっても笑顔で輝いて暮らしていける街をつくっていこう」という想いを込めて、グループホームやデイサービス、認知症の人、高齢者も一緒に作成しています。
▼オレンジ夢リングのページ(ゆめ伴プロジェクトホームページ)
https://www.yumetomokadoma.com/yumering
オレンジ夢リングをまとめるボタンの製作をお手伝い
オレンジ夢リングをまとめるボタンの製作をお手伝い
- みんなが安心して暮らすため 認知症の人との関わり方を学びましょう
地域の見守りや声掛けが、認知症の人やそのご家族の支えになります。ぜひ受講してください。
◆認知症サポーター養成講座
声の掛け方やお手伝いの方法を学びます。
とき 9月28日㈭午前10時~11時30分
ところ 保健福祉センター
費用 無料
申込方法 電話または直接
申込・問合先 くすのき広域連合門真支所(高齢福祉課内) ☎06(6780)5200
認知症の人への対応7つのポイント
- まずは見守る
- 余裕をもって対応する
- 声をかけるときは1人で
- 後ろから声をかけない
- 相手に目線を合わせてやさしい口調で
- おだやかに、はっきりした話し方で
- 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
◆ロバ隊長をオレンジ色に!シールアートで認知症への理解を深めましょう
ロバ隊長
認知症サポーターキャラバンマスコットのロバ隊長に、オレンジ色のシールを貼って染め、認知症になっても安心して暮らせるまちをめざします。認知症クイズにも挑戦してください。
ロバ隊長の設置期間 9月1日㈮~29日㈮
※市民プラザは9月11日㈪から
設置場所 老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター、市民プラザ、イズミヤショッピングセンター門真、高齢福祉課
- 認知症地域支援推進員の想いをインタビュー
門真市で認知症地域支援推進員として認知症に関する相談・支援を行う高瀬さん。
認知症の人やご家族へ伝えたいことや皆さんに知ってほしいことなど、お話を伺いました。
雑談だって宝物
初めからスムーズに参加できる方ばかりではなく、介護サービスの利用に抵抗を感じる方もいます。
そういった方でも、活動に携わる関係者の協力や想いによって「その場に来ることができるようになった」「介護サービスにつながった」という方もいらっしゃいました。
何気ない時間、雑談はその方を知るきっかけとなり、貴重な宝物です。そんな空間から自然と信頼関係が深まっていることを実感しています。
地域住民の方ともコミュニケーションは欠かせません
地域と人をつなげるためのコミュニケーション
素敵な笑顔と折り鶴のマスクチャーム
みんなが輝ける場所がある
みんなの夢かなえまステーション
「こうでないといけない」「やらねばならぬ」ではなく、みんなが1人の人として参加できる空間は楽しくつながりあえる場であり、そこではたくさんの笑顔が生まれています。この笑顔こそが認知症を理解することにつながっているんだと感じています。
ゆめ伴プロジェクトの活動で印象的なシーンは数えきれないほどありました。
例えば、恥ずかしがり屋の女性は「できるかな?」と不安になりながらも細かな作業を人一倍こなしたり、若年性認知症の男性は「力ならあるで!」と心強い存在だったり。それぞれ自分の力を発揮し、いきいきと輝けることを私たちに教えてくれました。
RUN伴+門真
共に歩こう 1人じゃない
認知症の方が私たちを「仲間」として関わってくれることが何よりうれしく、「認知症になっても希望を失ってほしくない」という家族の想いは同じ悩みを抱える方へのエールになり、大きなサポートとなっていることを実感しています。
10月28日(土曜日)には「RUN伴+門真」が行われる予定です。これは、認知症の人や高齢者、家族、支援者、市民が助け合いながら共に歩き、みんなが英雄となってゴールをめざすイベントです。ぜひ、応援していただけるとうれしいです。
- みんなの居場所仲間づくり 認知症カフェ
認知症の人にとっての居場所として利用されています。認知症カフェ運営団体には要件に応じた助成を行っています。
◆市内にある認知症カフェ
ひぐまカフェでの様子
ひぐまカフェ(常盤町12-5)
問合先 第3地域包括支援センター☎072(800)0825
なるなる認知症カフェでの様子
なるなる認知症カフェ(御堂町2-24)
問合先 なるなる認知症カフェ☎072(886)1553
ゆんたく(島頭4-11-11) 問合先 高齢者介護事業ブドウ☎072(800)6768
- 最後に
認知症は早期発見、早期治療が大切です。発症していても本人に自覚がない場合もあります。周りの人が「いつもと違う」と感じたら、すぐに相談してください。
- 症状が軽いうちにこれからの生活の準備ができます
- 早期発見し、治療することで進行を遅らせたり、症状が改善されたりする可能性があります