勝尾寺『勝ちダルマ奉告梵焼祭』 ー当日「持ち込み」「自身で奉告」ができる参加型の“お焚き上げ”ー2023年12月28日(木)開催

大阪府箕面市にある勝尾寺は、平安時代より「勝利を掴む寺」「勝ち運を授かる寺」として、源氏や足利、豊臣、徳川など時代の覇者たちのみならず、農民や商人らの幅広い信仰を集めてきました。現在では仕事、商売、受験、病気、スポーツ、芸事、選挙、対人関係、恋愛など、人生あらゆる場面での「勝ち運」を求める国内外の参拝者で賑わっています。

勝尾寺にお参りいただく多くの方が願いを込められるのが、腹の部分に大きく「勝」と書かれたその意匠が特徴的な、勝尾寺でしか授かることができない 「勝ちダルマ」です。 願いを込める時に片目を入れ、願意が成就した暁には、もう片方の目を入れて寺に報告奉納(報納)参拝することが勝尾寺の慣わしとなっています。

『勝ちダルマ奉告梵焼祭』 2023年12月28日(木)開催

【時間・場所】12時(正午)点火(観音池広場にて。終わり次第終了)

勝尾寺では毎年12月28日に『勝ちダルマ奉告梵焼祭』として、その年に奉納いただいた「勝ちダルマ」を御礼を込めて神仏にご報告するという意味で、お焚き上げをしております。これまでは、勝尾寺の僧侶のみで行ってまいりましたが、本年より、当日「勝ちダルマ」をお持ちいただき、一般参拝者の方も奉告ができる、参加型のお焚き上げを行います。お焚き上げは、ご自身の一年間の頑張りを、煙に変えてお届けする行為でもあります。当日お参りいただきましたら、ご自身の一年を振り返り、その頑張りをお伝えください。

<勝ちダルマについて>

勝尾寺では「勝つ」とは他者を打ち負かすことではなく、「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ」という意味をに捉え、現在では、受験、厄除け、病気、スポーツなど「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として信仰されています。
勝尾寺のダルマは願いを叶えてくれる存在ではなく、願い事を書き、片目を入れる事で「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ」という自己誓約書にサインをしたことになります。その願い事に向け、1日1日を悔いなく過ごし、全力を尽くすことで初めて願いが叶うのです。

<勝尾寺について>

勝尾寺の創建は、奈良時代の神亀四年(727)まで遡り、善仲と善算という双子の僧侶が、この霊山で草庵を構え「弥勒寺」を建立されたことに始まります。

平安時代、清和天皇の御世、当山の6代目座主であった行巡上人が、病に臥せっておられた帝の玉体安隠を祈ったところ、その著しい効験に感銘を受けられた帝ご自身が「この寺の持つチカラは、この国を治める王である私に勝った寺」として、王に勝った寺(かつおうじ)勝王寺と命名されました。

しかし、寺は「王に勝つなどは余りにも畏れ多い」とし、呼び名は「かつおうじ」とそのままに、「王」の字を、最後の砦を意味する末尾の「尾」に差し控え、勝尾寺(かつおうじ)と称するようになりました。

■『勝尾寺』公式サイト

https://katsuo-ji-temple.or.jp/

■勝尾寺【公式】Instagram

@katsuoji.temple

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